2010年11月30日

『そうまでして・・・』???

久々に 「シネコン」 で映画を観た。数年前、自宅から直線距離にして数十mのところに

このシネコンがオープンすると聞いたときは 「これから観たいときにいつでも映画が観

れる」 とワクワク、ドキドキしたものだが、イザそうなってからは 「いつでも観にいける」

という気持ちが常に先行してしまい、結局はむしろそれ以前より劇場で映画を観る機会

が減ってしまうのだから妙なものである。

それはそれとして劇場で映画を観賞する際、個人的にどうしても理解し難いのが、「座席

での飲食」 についてである。イヤ、もちろん一般に座席での飲食は禁じられているわけで

はないので、そのこと自体に不平不満をいうつもりは微塵もない。事実自分もかつては座

席で上映開始 (予告編上映も含む) までの時間とはいえ、コーラなどを口にすることは

何度もあった。また、ここで 「理解し難い」 というのは、「飲食で大きな音を立てたりして
 
周囲に迷惑をかける人たち」 ではなく、むしろその逆で 「音を立てずに、つまり迷惑を

かけずに飲食する人たち」 であるからややこしい (と思われるだろう)。

今回も人気作品の上映ということもあって自分らの座席の両側とも埋まっており、自分の

左側には高校生くらいの女の子とその母親らしき女性が、大きなバケツ?みたいな容器

に入ったポップコーンとコーラのような飲み物を携えて、座席についた直後から上映終了

直前までずっと手と口を動かしている “雰囲気” を感じた。先ほども述べたように、その

飲食自体について何かいいたいわけではない。不思議に思うのは、その女の子が隣に

座っている自分に 「(おそらく) 迷惑にならないように」 と、「極力音を殺して」 飲食を

している、つまり相当に 「気を遣いながら飲食している」 様子についてである。

実際に 「 (飲食の) 音による迷惑を被っていない」 わけなので、当方の側にとっては

どうでもいいことである。逆に気の毒にすら思うのは、本来ポップコーンなどという食べ物 

は、その形状や食感からして、音を立てないよりも 「ポリポリ?」 「パリパリ?」 と音を

立てながら食べる方が 「よほど美味しいのではないか」、 またコーラなどの飲料も (も

ちろん必要以上の音を立てるのはいかなる場面でも明らかなマナー違反として)、全く音

を出さずに飲むのは 「かなり苦痛なのではないか」、ということである。

つまり、せっかくのポップコーンもコーラなどの飲料も、決して 「味わうのにベストの状況」

ではないどころか、むしろ 「がまんして」 飲食しているのではないかということである。

時には事前に食事などをとる余裕がなくて、上映開始ギリギリに座席につかざるをえない

こともあるだろう。しかしそういう場合を別にすれば、何もわざわざ鑑賞中に周囲に気を遣い

ながらも飲食したいのはなぜなのだろうか。もしかしたら 「映画というものは、ポップコーン

を頬張り、コーラをストローで吸いながら鑑賞しなくてはならないもの」 という決まり?でも

(そういう人たちは) 作っているのではないか、と思わされるほどである。

だいぶ以前はスクリーンの前で映画の上映中にタバコを吸ったり、おしゃべりをしたり、耳

障りな音を立てながら飲食をしている輩がいたものだが、昨今は劇場そのものも近代化さ

れたことなどもあるのか、だいぶ鑑賞マナーのレベルは向上したように、少なくとも個人的

には思えている。

繰り返しになるが、鑑賞中の飲食そのもの、それも周囲に迷惑にならないように気を遣っ

ている人たちにクレームをつけるつもりは一切ない。ただ、「そうまでして鑑賞中に飲食を

する意義はあるのか」 という疑問はどうしても抱いてしまうのだ。


「そうまでして・・・」 なぜ同じイタズラ
を繰り返すのか、不思議な存在である!?
               こじろう

  


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2010年11月29日

『最も怖い生き物』 にも平然???

架空の怪物や妖怪は別として、身近?なところで最も 「怖い」 生き物とは・・・。

昨日の某紙に 「 『ヘビ』 怖がるのは本能  京大発表、3歳児も反応」 というタイトル

の記事があったが、その内容は、


・・・・・・「人がヘビを怖がるのは本能」 とする研究結果を京都大学のM教授らが発表

     した。

     ヘビによる恐怖体験がない3歳児でも、大人と同じようにヘビに敏感に反応し

     攻撃姿勢を見分けられることを示した。

     研究チームは3歳児20人を対象に、 「8枚の花と1枚のヘビの写真」 から

     ヘビを選ぶ場合と、「8枚のヘビと1枚の花の写真」 から花を選ぶ場合で、反

     応する速度を比較した。ヘビを選ぶ時間は花を選ぶ時間のほぼ半分の2.5~

     3秒だった。ヘビの中でもとぐろを巻いて攻撃姿勢をとる写真への反応時間が

     短かった。

     4歳児34人、大人20人の実験でも同じ傾向が示され、年齢による変化はなか

     った。ムカデやホースの写真を使った場合、花との違いはなく、細長いものや気

     持ちの悪いものに反応しているわけではないという。

     世界中でヘビを恐れない文化はなく、本能なのか学習なのかの論争が19世紀

     から続いてきた。M教授は 「経験で恐怖感が身につくのなら年齢によって反応

     に差が出るはず。今回の結果はヘビへの恐怖が本能であることを示すもの」 と

     話している・・・・・・


というものである。

このM教授の実験での、「写真を選ぶ時間・・・」 の部分の根拠など、自分のような素人に

はよくわからないが、そこを突くことは本意ではない。いずれにせよ 「ヘビへの恐怖が本能

に基づくもの」 ということの大筋に誤りはないだろう。幼児については直接聞いたことがない

が、周囲にヘビを嫌う人、怖がる人は男女を問わずたしかに多いからだ。特に、口から2つ

に割れた舌を出して見つめられれば、それだけでゾッとしてしまう。

もっとも、それではイマドキ日常生活の中で天然?のヘビを目にする機会がどれだけあるか

といえば、山間地でもないかぎりほとんど考えられないのも事実であり、実際目の当たりに

することを 「縁起のいいこと」 とよろこぶ人たちもやはり (自分の周囲には) 珍しくない

のもまた興味深い。

ところで今回の実験は 「ヘビ VS 人間」 であるが、「ヘビ VS イヌ」 であればどうだろ

うか。

実は2年ほど前、「こじろう VS ヘビ」 で試したことがあるのだ。といっても、たまたま自分

の生家の玄関先に体長150㎝ほどのヘビ (なんという種類のものかわからないが) が、

ゆっくりと前進して?いるところに出くわしただけのことである。おそらく 「こじろう」 にとって

生まれて初めて目にするヘビであったことは疑いないが、なんとキャーキャーいう家族の傍ら

で、無反応のまま平然としていたのである。そのヘビの動きが極めて緩慢で、特に攻撃的な

姿勢をとらなかったせいもあるかもしれないが、数十㎝という至近距離でも全く反応を示さな

かったのは意外というか驚きであった。

人間にとってはなんでもない 「花火」 や 「カミナリ」 には異常なほどの恐怖を感じる反面、

人間にとって最も怖い生き物には何も感じない? 「こじろう」 が変わっているのか、イヌや

ネコというものは一般にそういうものなのか、どなたかご存知の方はぜひ教えていただきた

いものである。

(「こじろう117」・・・『見えない恐怖 (敵) 』 に襲われる???・・・参照)


同じハ虫類でも、大きなカメと公園で出くわ
したときは、思わず後ずさりした!?
                こじろう

  


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2010年11月28日

どこに 『ツボ』 が???

昨今、「△△ジャーナリスト」 という肩書?をさまざまなところで目にするが、そのなかの

一つに 「就職ジャーナリスト」 というものがあるということを最近知った。なんでもかん

でも 「△△ジャーナリスト」 といえば世間で通用してしまう?のも考えものだが、それは

ともかく、その就職ジャーナリストの某氏が某紙で 「就活のツボ」 なる企画の連載?を

しているようで、その一つがたまたま先日、目にとまった。

その内容は、就職活動を現在している、あるいはこれからする予定の学生らに対し、「各種

就職セミナーでこだわりたいポイントを伝授する」 というものであるが、主なものは、


1. 「セミナーでは前の席に座ることを心がける」

   これは心地よい緊張感を生み、気持ちも前向きになる。何より話を聞きやすい。講演

   する人と目が合う機会も多いので、社会人とあっても緊張しなくなる。

   特に学内セミナーの場合は、前の席がガラガラだと人事担当者の印象は最悪。

2. 「必ずメモを取ること」

   話の理解度が変わる。講演する人も聞く人が熱心だと話しやすい。

3. 「必ず質問する。予習して12問くらいは考えておく」

   大変かもしれないが、12問考えること自体がよいトレーニングになる。セミナーで

   自分が聞きたい話が聞けるとは限らない。自分で聞き出さなければ意味がない。

4. 「セミナーは家に帰るまでがセミナー」

   無事に帰るのはもちろんだが、ちゃんと復習をしたい。やりっ放しはよくない。

5. 「一つ一つの行動を確実にする」

   そうすることで内定は一歩近くなる。前のめりで行く。


の5つであった。

うーん。たしかに書いてあることは一つ一つが 「『もっとも』 といえるものである」 こと 

は否定できない。しかし、5. を除けば、それは 「就活」 に限ったことではなく、いか

なるセミナーに参加する場合でもすべてあてはまるものでないのか。つまりとりたてて

「ツボ」 と称するほどのものではないのでは、ということである。さらには、5. につい

てはおそらく、「人生のありとあらゆる場面で頻繁にいわれること」 であり、これも格別

「就活のツボ」 といえる代物ではないだろう。申し訳ないが、総じてそのタイトルから期

待されるだけの内容とは (お世辞にも) いえないような気がしてしまう。 

まあ、空前絶後ともいわれる 「超就職氷河期」 においては、「何が何でも」 「とるもの

もとりあえず」 まず “内定” をもらわなければならないわけで、細かいことは気にせず

少しでも参考になるものは貪欲に吸収していく姿勢が大切ともいえる。部外者がいろいろ

とケチや難癖をつける筋合いではないのだろう。「そんな重箱の隅をつつくようなことを

ほざく前に、少しは世の中の 『就活者』 にとってよろこばれることを考えてやれ」 と

いう声が聞こえてきそうである。


その 「意味不明の奇妙なしぐさ」 により
飼い主を 「笑いのツボ」 に誘うことが
ある!?            こじろう

   




  


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2010年11月27日

『目に入れたくない』 光景!!!

具体的な危害が加えられなくても、その “光景” だけで 「不快になる」 「イヤな気分

になる」 「出来れば目にしたくない」 いう場面ははそれほど珍しくない。

先日某紙に、ある女子高校生 (18才) の投稿が掲載されていたが、そのタイトルは

「高校生カップル マナー共有を」 で、内容は、


・・・・・・最近、校内や街中で多くのカップルを見かけます。高校生同士が人通りのある

     場所で抱き合ったり、キスをしたりしているのですが、私は、同じ高校生として

     とても恥ずかしく思います。

     人によって感覚は違うので一概には言えませんが、そういう場面を見て、気分を

     害した人も実際にいます。好きな人と一緒にいたい、触れていたいと思うかも知

     れませんが、場所をわきまえないで行動してしまうというのは、やはり 「非常識」

     と言われても仕方ないのではないでしょうか。

     人前で抱き合ったりすることを恥ずかしいことだと思わない人にとっては、むしろ

     私たちが常識と思っていることに違和感を覚えるでしょう。だから 「自分ではよ

     いと思っても、まわりの人が見たら気分が悪いものだ」 ということを伝えてあげ

     るべきだと思います。

     公の場所でのマナーはみんなが共有しなくてはならないと思います。難しく考え

     ず 「高校生らしい態度」 で生活することが大切だと思います・・・・・・・


というものである。

この女子高校生の投稿、実はもうだいぶ以前のもので、初めて目にしたときに大いに共感し、

切り抜いておいたのだが、なぜ今頃になって思い出しこの場で取りあげたのかといえば、偶

然昨日の朝、自宅近所を歩いている際にノラ (と思われる) ネコ2匹が激しいケンカをして

いる現場に遭遇したからである。といっても、それだけでは何のことかわからないと思うが、

それこそ思わず 「目をそむけてしまう光景」 、すなわち女子高校生の述べていることとある

意味で共通する場面だったのである。

その2匹のネコは、「ギャー」 「フーッ」 などと叫び?ながら、威嚇し、にらみ合っていたかと

思うと、お互いに飛びかかり、咬みついたまましばらくクルクルと回っていたが、その光景は

あまりに激しく、当然ながら 「本能むき出し、理性ゼロ」 というもので、とても正視し続けら

れるものではなかった。

まあ、ネコにはネコの社会、世界というものがあり、人間からどうこう言われる筋合いはない

し、周囲の (人間の) 目を気にしたりその醜態をさらしているなどという意識も (おそらく?)

皆無であろう。

話を元に戻すと、女子高生の投稿にあるような光景を作りだしている人々の意識レベルは、

「ノラネコのそれと大差ない」 ということである。イヤ、さらにいえば、そういう (人間) 社

会の常識的なことについて全く教育を受けていないネコに対し、一応そういったことを少な

くとも教えられる機会だけは与えられていた人間連中の方が、ノラネコ以下、あるいはノラ

ネコ未満の社会的レベルということであろう。

もちろん 「恥ずかしい」 とか 「恥ずかしくない」 という感覚および基準は、人それぞれ

で異なるし、それそのものを他人からとやかくいわれる筋合いはない。しかし、まさに女子

高生のいう通り、「自分ではいいと思っても、まわりの人が見たら気分が悪いもの」 という

ことを完全否定できるだけの論拠を彼らが有し、それで周囲を納得させることができないか

ぎりは、少なくとも 「公の場」 では容認できない行為と断定せざるを得ない。

それにしても今回の女子高生の投稿は、一応同じ 「高校生カップル」 についてのことで

あるからまだ救いがある。こういうことにかぎらず、もう立派な社会人になっているにもかか

わらず、周囲が目をそむけたくなるようなことを平然としている人たちにはもはや 「救い」

はない。某TV番組ではないが、そういう人たちは無人島、あるいは 「けもの」 しか棲息

しないような山奥などでそういうことをしてくれれば誰も文句を言わないだろう。

もっともそういう場合でも現地の 「けもの」 にとっては “迷惑” であるかもしれないが。


「犬の世界」 にも、それなりのルール
が存在し、「見苦しいところは見せるべ
きでない」 と主張する!? こじろう



  


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2010年11月26日

困った 『バランス』???

昨日、たまたまある通りを歩いているときのこと。すれ違った学生風の若い2人連れの一人

が発した 「し・お・く・り」 ということばが耳に入った。すれ違いざまのことなので、その会話

の脈絡は全くわからないが、おそらくそれは 「仕送り」 であろうと推測された。そして奇妙

なことにその瞬間、そのことばの 「ひびき」 から、30年ほど前のある4コママンガの記憶が

“30年ぶりに ” 突然よみがえったのだ。

それは当時人気のあったある雑誌に連載されていたものだった (と思う)。 その主人公で

ある都会で一人暮らしをする貧乏学生が、あるとき田舎にいる自分の母親に 「シ・オ・ク・リ

・タ・ノ・ム」 とだけの文面の電報を打ったところから始まり (当時は携帯電話などなかった

のはもちろん、固定電話を自分専用に引いている学生も少なかった)、その後母親から (現

金の入った) 封筒ではなく、ある段ボール箱に入った荷物が送られ開けてみると、その中に

“塩” と “栗” が入っていて、主人公がそのまま 「ズッコケル」 (今の若者に通用するこ

とばか不明だが) というものである。4コマしかないマンガなので、具体的な描写はそれだ

けだったが、背景としてはその貧乏学生が何かよからぬムダ使いを企て、臨時の仕送りを頼

むが、息子の性格を知り尽くしたその母親がその 「たくらみ」 を見抜き、わざと現金ではな

く塩と栗を送った、と推測されるものである。今の時代の若者なら 「なんだそれ」 となってし

まうようなクダラナイ?ギャグだが、当時はそれを読んで大笑いしたくらいだから、30年という

年月の長さはそれ相応のものといえるかもしれない。“電報” というものがまだ一般の通信

手段の一つとして用いられていた時代ならではのコメディである。

さて本題に戻るが、先ほども触れたようにこのマンガの内容について思い出したのは、正真

正銘約30年ぶりのことである。裏を返せば約30年間封印されていた記憶が突如ある偶然

のなにげないキッカケから、しかも鮮明によみがえったということである。「一体自分の頭の

どこに保存されていたのか」 と考えると、人間の記憶、脳の働きというものは本当に不思

議かつ神秘的なものであると感じてしまう。

しかし、それはそれで結構なこととしても、困るのはその分?ごく最近起きた出来事などに

ついての 「物忘れ」 が一段とその激しさを増していることである。それも忘れて構わない

どうでもいいことならともかく、「肝心」 なことに関してが多いので極めて始末が悪い。勝手

な推測であるが、脳のはたらきが、昔の (どうでもいいようなことの) 記憶を完全に消さな

いために強引に? 「バランス」 を保って、その分最近の記憶をうすくしているのかもしれ

ない、と考えるほどである。

もし実際にその通りだとすれば、(脳にとっての) 「主人に無断で大変に困ったことをしてく

れるもの」 といえるだろう。


幼少時の 「痛い」 記憶がいつまでも
抜けきらず、未だに 「爪切り」 を飼
い主に絶対させない!?   こじろう   

  


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2010年11月25日

毎日 『顔を合わせる』 のに!!!(その2)

「こじろう117」・・・毎日 『顔を合わせる』 のに!!!(その1)・・・の続きである。

(その1) では、40代の知人M夫人より聞かされたある “愚痴?” の内容について紹介

したが、同様のことがいつ自分の身に起こりうるかを考えれば、決して “他人事” として笑

い飛ばすこともできない。

“持ち家” か “賃貸” か、“戸建て” か “集合住宅” かを問わず、数日や数週間ならと

もかく一定の長期間同一の住居で暮らすとなれば、好むと好まざるとにかかわらず一応は

「近隣関係」 というものをなおざりにすることはできないのが一般である。また大都市圏な

どと異なり、特に地方都市ではその色合いはどうしても濃くなりがちだが、そうでなくても

普通 (の時間帯) に生活していれば、隣の家や、向いの家の家族同士はほぼ毎日のよ

うに少なくとも 「顔を合わせる」 可能性が高い。今やかつてのような 「向こう3軒両隣り」

というかたちの近所付き合いは一部地域を除けば稀有なことだとはいえ、一応顔を合わせる

際には (常識的社会人としては) 最低限の 「あいさつ」 くらいはせざるを得ないのだ。

前置きが長くなってしまったが、一度でもM夫人の “事件” のようなことがあると、その後

ちょっとしたこと、例えば朝のゴミ出しのような時でさえ、お互いになるべく顔を合わさない

ように (といっても相手方がどう思っているかはわからないが) 日常の行動が多少なりと

も制約されたりするのはなかなか大変なことであるし、何よりも余計な気を遣うことで精神衛

生上も好ましくないであろう。つまり、旅先などのその場限りの人間関係ならともかく、近所

の人とは 「親しくする」 「仲良くする」 必要まではなくとも、「気まずくならないようにする」 

くらいの姿勢は最低限要求されるのである。

また、その人の性格や生き方がどうであれ、近隣に対して 「敵意」 を感じさせるような接

し方は (その明らかな原因や理由が存在しない限り) 避けるべきであろう。万が一、突発

的な困窮事態に陥った際には頼らざるを得ないこともないとはいえない。今回、M夫人に対

しあのような態度を一度でも示した後、イザという時にその主婦は、「一体どういう顔をして、  

何かを 『お願い』 できるというのだろうか」 と余計な心配をしてしまう。

自分自身はもともと 「濃密な近所付き合い」 はどちらかといえば敬遠したい口であるが、

日頃ある程度顔を合わせる可能性のある人との 「あいさつ」 は、親しい、親しくない、に

かかわらず “礼儀” と位置すべきであるし、それ以前に “常識” でもある。海外 (特

に欧州、米国圏) を訪れた際には、たとえばホテルのパブリックスペースなどではその

場限りの接触しかない人同士でも、「おはよう」 「こんにちは」 (もちろん現地語で) の

あいさつが当然のごとく、「ごく自然に」 されることにいつも感心し、それだけで気持ちよ

くなることも多いのだ。

最後に今回のM夫人の立場になった場合である。「今後はなるべく顔を合わせたくない」 

という気持ちは痛いほどわかるが、そうはいっても相手は自分より (おそらく) 一回りも

年齢が下の主婦である。結局、今後自分自身の行動がさまざまに制約されるデメリットを

考えればこの際、実のない “意地” を通すことは大人げないともいえるだろう。ここは人生、

社会、主婦の “先輩” として自らが折れて、といっても必要以上の “和解” など試みる

という意味ではなく、今まで通りの接し方を心がけるようにするのがベターといえるのでは

ないか。

しかしそれでも 「どうも納得がいかない」 のであれば、(当然口には出さないが) 「この

人、この年齢になるまでこういうこと (基本的な人との接し方) を教えてくれる人が身近

にいなかったのだろう。本当にかわいそうなことだ」 とでも考えて、せめてもの溜飲を下げ

るしかないだろう。


飼い主と “衝突” しても、自分から
折れることは絶対にしたくない!?
             こじろう

  


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2010年11月24日

毎日 『顔を合わせる』 のに!!!(その1)

先日、知り合いのM夫人 (40代) から、ある事件?に関して “愚痴” を聞かされる機会

があった。その “事件” の主人公は、そのM夫人宅のごく近くに最近県外から引っ越して

きた30才前後の主婦であるが、M夫人が語った “事件” の概要は、


・・・・・・M夫人とその主婦とはともに専業主婦ということもあるためか、ほぼ毎日、多いとき

には一日に数回自宅付近で顔を合わせることがあるらしく、それまでもその都度 「こんにち

は」 程度の挨拶は交わしていたという。

その “事件” の日はたまたま、お互いの家の近くのバス停で一緒にバスを待つことになり、

他にそれぞれ知人もいなかったため、顔見知りなのにずっと黙っているのも不自然と思った

M夫人の方から、「△△さん、お隣のY県から越して来られたんですよね」 と話しかけたの

だが、突然その主婦の表情が 「キッ」 と変わり、「何で知っているんですか」 と強い調子

で言い返されたというのだ。そこでM夫人の方も一瞬たじろいだが、気を取り直して 「いえ、

以前お宅のご主人が引っ越しの挨拶におみえいただたときに、ご主人の方から 『Y県から

越して来たんです』 ということをうかがっていたものですから。申し訳ございませんでした」

と話すと、一瞬の沈黙の後、今度はバツが悪そうに小声で 「ああ、そうなんですか」 とだ

けつぶやいた・・・・・・


というものである。

M夫人、その後も自分と話を続けているうち徐々に “愚痴” から “怒りモード” に変わり、
 
「近所で今までも挨拶くらいは交わしていたとはいえ、バス停でいきなり話しかけた私の方も

たしかによくなかったのかもしれません。でも、突然強い調子であんな言い方をしなくてもい

いと思いませんか。その直後はもちろん、それ以来なんだか顔を合わせるのが億劫になって

しまい、最近はちょっと自宅から出るにも外の様子をうかがい、あの人がいないのをいちいち

確かめているんですよ」 ということである。

このM夫人の “事件”。どこにでも転がっているありふれたものといえばそれまでだが、なか

なか考えさせられるところがあるし、イザ自分およびその周囲が同じような状況に陥った?と

きの対処方法も講じておいた方がいいかもしれない。ということでこの件についての分析は、

「こじろう117」・・・毎日 『顔を合わせる』 のに!!!(その2)・・・で行うことにしたいと

思う。


散歩の際、毎朝のように顔を合わせても
どうしても仲良くなれそうにない “犬”
がいて悩んでいる!?   こじろう  


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2010年11月23日

『不謹慎』 ではない?“らっきー”???

以前 「こじろう117」・・・『不謹慎?な名前』 とは???・・・では、120名近くもの住民に

かみついては逃走、捕獲された静岡県の 「かみつきザル」 に関して、行政 (三島市) 側

が、その愛称を公募する際の 「 (かみつきの) 被害に遭われた市民の方も多いので 『不

謹慎な名前』 にならないように」 との言い方についての疑問などを述べたが、先日某紙で

の続報は、その 「トンチンカンさ」 に輪をかけたようなものではとの印象を受けることを余儀

なくされるものであった。

その記事のタイトルは 「『かみつき』 はもう忘れて・・・捕獲サルに名前」 というものであり

内容は、


・・・・・・静岡県東部で今年8~10月、住民118人が襲われた 「かみつきザル騒動」 で 

     捕獲されたサルの名前が 「らっきー」 に決まった。

     名前を応募していた同県三島市が19日、公表した。

     サルは当初、殺処分が検討されたが、同情する市民の声もあり、市観光施設 「楽

     寿園」 で飼育されることに。飼育開始後は人気者になり来園者が増加。公募には

     全国から5234通の応募があった。

     「らっきー」 は “11番人気” で33人が参加した。命名した小池政臣市長は、

     「サルは殺処分にならず、楽寿園は入園者増。お互い幸運 (ラッキー) だった」

     と話している・・・・・・


というものである。

公募集計の結果、ベスト3くらいまでならともかく、“11番目” にランクされた名前が当選?

するというのも、「公募の意味はあるのか」 と考えさせられてしまうが、これもおそらくは、

「被害に遭った市民が多数存在するので “不謹慎” な名前にならないように」 という市側

による “最大限の配慮” によるものと解釈せざるを得ないのだろう。

しかし、もしその通りだとしても、市長のコメントには必ずしも “配慮” が感じられないどこ

ろか、むしろ “不謹慎” ではないかと思わざるを得ないのもまた事実である。それはそも

そもこの騒動、単に 「サル」 が市街地 (住宅街) に出没した 「珍ニュース」 にとど

まらないという点である。いみじくも公募にあたって市側の言い方にもあったように、大事に

まで至ったかどうかはともかく、現実に120人近くもの住民が襲われケガなどしていること、

さらには 「いつ襲われるかわからない」 という恐怖により外出を控えるなど本来の生活に

大きな支障をきたした可能性も十分にあるのだ。市長がいうように、たしかに 「サル」 およ 

び 「市 (の施設)」 にとっては、「ラッキー」 だったとして、それでは市長が最も責任を感

じなくてはならないはずの 「市民の安全」 についてはどう考えるのか。そしていつの間にか 

「被害に遭った住民の心情を考え、『不謹慎になってはいけない』 としていた市の見解」 が、

全国から5000通余りもの応募があったことで舞い上がってしまい、単なる 「お祭り騒ぎ」 

と化してしまったのではないかという懸念は簡単には払拭できない。

もちろん、一自治体が 「お祭り騒ぎ」 をすること自体大いに結構なことである。しかし、少な

くとも今回に関しては、この事件の原点の部分に関してまさに市側自身が述べていたことと

あまりに乖離する方向、矛盾する方向に進んでしまっているのではないか。

「トンチンカン」 なことを平然と行えるのは、“行政” や “政治” のある意味 “特権” であ

ろう。だが、あまりに無節操なことにはやはり市民の目は光らざるを得ないである。


「自分にはあまり “ラッキー” なことは
ない」 と、ときどきすねることがある!?
                こじろう
 
 







  


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2010年11月22日

『会ったこともない』 のに???

いわゆる結婚詐欺というものは昔も今も変わらず存在するが、個人的には各種?詐欺のなか

でもなかなかリスクの大きいものではないかと感じていた。というのも、相手 (被害者側) の

信頼を得て “結婚話” にこぎつけるまでには、それはそれでいろいろと面倒な?プロセスと

辛抱強さが必要だと思われるからだ。

しかし、「一度も顔を合わせていない」 にもかかわらず、その結婚詐欺で大金が手に入るとし

たらこれほど 「おいしい話」 はないだろう。

先日の某紙に 「メールだけで女子高生と結婚約束、430万円詐取」 という記事があったが、

その内容は、


・・・・・・ウソの結婚話で女子高生から430万円をだまし取ったとして、大阪府警平野署

     は18日、住所不定無職Y被告 (24才・別の傷害事件で起訴済) を詐欺容疑

     で逮捕した。

     発表によると、Yは携帯電話によるインターネットのサイトで知り合った岡山市の

     女子高生 (18才) に 「結婚したいが、自分と子供が心臓病になって手術に

     金が必要だ。元気になったら返す」 などとウソのメールを送り、数十回にわたっ

     て自分の銀行口座に計430万円を振り込ませた疑い。Yは容疑を認めていると

     いう。

     同署によると、Yと女子高生は一度も会ったことはないが、女子高生は 「(結婚

     できると) 信じていた」 と話し、祖父が自宅のたんすに保管していた金を持ち

     出していたという・・・・・・


というものである。

もうかなり前から 「出会い系サイト」 なるものも存在し、昨今の 「男女の出会いから交際、

婚姻に至るプロセスの多様性」 には、少なくとも自分自身はとてもついていけるものではな

いし、それについていろいろ言ってもピント外れになることは十分に承知している。

しかしそれにしても、メールや手紙を通じての “交際” ならともかく、「一度も会ったことが

ない人」 と現実に “結婚” しようと考え、しかもその願望だけでなく実際に430万円もの

大金を送る、となれば、いくらなんでも 「そういうものか」 と簡単に納得するわけにはいかな

い。 「まだ “夢見る女子高生” であるとはいっても、さすがに18年も生きてくればそろそろ

“現実の世界” のこともわかってきて不思議でないのでは」 と考えるのには無理があると

いうことなのだろうか。それともこのY被告。女子高生を本気で結婚したいという気持ちにさせ

る話術などを持ち合わせていたとしたら、相当レベルの高い詐欺師と考えるべきなのであろう

か。その判断は非常に難しいところである。

それはそうと、この事件。とんだとばっちりでビックリしたのは、長年こつこつためた? 「たん

す預金」 あるいは 「へそくり」 を知らない間にとられてしまっていたこの少女の祖父であろ

う。人間、いつどんなところで 「思いがけない被害者」 になるかわからない。


それまで会ったこともない人間に
突然 「飼い主」 になられたこと
で大いにとまどっていた!?
     (幼少期の) こじろう



  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年11月21日

『沈黙させる』 !!!

自分の言いたいことを一方的に主張し、たたみかけてくる人間はそれなりにいるものだ。

「自分 (の能力) に自信がある」 のは結構だが、そのアピールはホドホドにしないと

相手は口に出さずとも呆れ、次第に周囲に相手にされなくなるのは必然である。

しかし、それを待っている余裕がない、つまりそういった 「勘違い人間に、即座に沈黙

していただかなければならない」 ときも存在する。

その昔、その業界では超名門といわれる企業でバリバリと仕事をしていた女性が、事情に

より生まれ故郷に帰らざるを得なくなり、そこで新たに同種の仕事に就く (就職する) た

め、その地方にある某中規模企業B社の面接に訪れることになった。女性としては自分自身

の学歴・能力やそれまで最大手といわれる企業で挙げてきた数々の実績に対する絶対的

自信に加え、従来の勤務先の人事担当者からその面接先の経営者に口添えがされていた

こともあり、それは単なる形式的面接にすぎない、つまり先方から 「全社をあげて歓迎い

たします。ぜひ弊社へお入りいただきたく存じます」 くらいの話があるものだと考えていた

(と推測される)。

ところがその思惑に反し、面接の数日後B社から、 「不採用通知」 が女性宅に届くこと

になったので大変である。その女性は (その女性としては当然のごとく?) B社の人事

部門に即座に電話をかけた。「不採用の通知が届いたのですが、どういうことでしょうか。

なぜ私が採用されないのか説明していただけますか」 という、言葉遣いだけは丁寧であ

る詰問?に対し、人事責任者 (本来は責任者自身が応対する必要もないことだが) が

直接 「そういうことには弊社はお答えしておりません」 と伝えたが、「納得がいかないん

です。私のどこがいけないというのですか」 とあまりにしつこく食い下がるので、「先程の

通り、本来は不採用の具体的理由は申しあげられないのですが、特別にその一部だけ申し

あげましょう。私どもBは地方の中小とはいえ、一応企業として30年の実績があります。そ

の間には何千人という就職希望者がおり、その大半の方には不採用の通知を送らざるを得

ませんでした。実は 『なぜ、私が採用されないんですか』 という連絡をいただいたのは貴

女が初めてなのです。順序は逆ですが、強いていえばそのところが最大の理由です。ここ

まで申しあげれば極めて聡明な貴女のこと、きっとご理解いただけるものと思いますが」 と

極めて “冷静沈着、おだやか” にことばを連ねたのだ。

その女性、それを聞いてそれまでの勢いもどこへやら、即座に 「沈黙」 し、受話器を静か

に置いたという。

相手の立場や周囲の状況を省みずに、「自分は他人とは違う」 というようなことを主張して

くるタイプの人間に、ストレートで感情的なものいいは通用しないものだ。「自分自身がどの

くらい恥ずかしいことをしているか」 を “それとなく示唆する” ことこそがそういう人物を 

「沈黙させる」 一番の近道かもしれない。


飼い主に 「静かにしなさい」 と叱られ
ると、かえってうるさくしたくなる!?
               こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(6)ペット

2010年11月20日

『虐待も同然』!!!

「子どもが親の仕事の “お手伝い” をする」 といっても、それには大きく分けて2種類が

ある。一方は 「親が子どもに強制的に手伝いをさせる」 もので、他方は 「子どもがすす

んで手伝いをする」 ものだが、一般的には後者の方がより 「尊い」 と考えられ、第3者

からみても 「えらいねえ」 といわれることが多いはずである。

しかし、そんな 「えらい」 はずの “お手伝い” のなかにも、「とんでもない」 ものが存在

し、度肝を抜かれてしまうことがある。

先日の某紙に 「母手伝いたかった・・・16才長女が覚せい剤密売」 というタイトルの記事

があったが、その内容は


・・・・・・覚せい剤取締り法違反 (営利目的共同所持など) に問われ、さいたま地裁で

     公判中の住所不定無職の女 (35才) が無職の長女 (16才) に覚せい剤

     の密売を手伝わせていたことが17日、捜査関係者への取材でわかった。

     女は覚せい剤密売で子ども3人を養っていたといい、覚せい剤の計量や包装など

     をしていたという長女は 「一人で働くお母さんを手伝いたかった」 と供述したと

     いう。

     起訴状などによると、女は7月13日、東京都新宿区の無職の女 (40才) に

     覚せい剤約0.8グラムを代金2万円で譲り渡したほか、8月に滞在先の横浜市

     中区のホテル室内で覚せい剤3.4グラムを所持していたとされる。

     捜査関係者によると、長女は同ホテルで母親とともに同法違反で逮捕され、すで

     に少年審判を経て児童相談所に送致されている・・・・・


というものである。

以前ある報道で、「親子で協力して万引き」 という事件のことを目にしたことがあるが、この

ように親子で一つの犯罪に手を染めるというのはそれほど珍しくないかもしれない。その際

子どもがかりに 「純粋な気持ち」 で親の所業の “お手伝い” をしていたとしてもそれを

もって 「親孝行」 とはならないのはいうまでもない。親が犯罪行為によって処罰を受ける

のは勝手だが、子どもが一緒にその片棒を担がされ、経歴に傷がつくことは許されないの

である。子どももその時点では反社会的行為の内容がよくわからないだろうが、いずれその

ことを理解できるようになったときのショックの大きさが計り知れないほどのものになるのは

明らかである。身体に加える 「虐待」 も絶対に許されないが、こういうものは一生その子

どもの経歴のみならず 「こころ」 に傷跡が残されることからも、長い目で見た場合一種の

「精神的虐待」 といっても過言ではないだろう。


イタズラをした際、飼い主から浴びる叱り
のことばを 「精神的虐待」 であるとして
抗議したい!?         こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年11月19日

『知らない方が・・・』 !!!

人間の基本的な欲求の一つに 「知りたい」 というものがあるのはたしかであるが、なか

には当然 「知らなければよかった」 ということもそれなりにありうる。特にもともと自分の

目や耳に入る前提のなかった情報というのは、逆にそれを手に入れることでいろいろな意

味で “危険” に陥らされるとさえいえるだろう。

先日の某紙記事に 「小学校教諭 同僚女性教諭宅に盗聴器仕掛ける」 というタイトルの

記事があったが、その内容は、


・・・・・・同僚の女性教諭宅に侵入したとして警視庁富坂署が東京都墨田区の区立小学校

     の男性教諭 (32才) を住居侵入罪で逮捕していたことがわかった。

     逮捕は今月14日。

     女性教諭宅からは盗聴器が見つかっており、同容疑者は 「自分が仕掛けた」 と

     供述しているという。

     警察幹部によると、同容疑者は10月下旬、文京区内のマンションにある20歳代

     の同僚女性教諭の部屋に合カギを使って侵入した疑い。

     同容疑者は今年夏ごろまでこの女性教諭と交際していたといい、同署で詳しい動

     機などを調べている・・・・・・・


というものである。

この記事を読んで最初の疑問は、この容疑者が 「いつ、どういう目的で盗聴器を女性教諭

宅に仕掛けたのか」 ということである。合カギを持っていたくらいなので、「かつて交際して

いたことは間違いなさそう」 だが、その 「交際中に仕掛けた」 というのと、「交際を終えて

から」 というのでは、その意味合いはかなり変わってくるだろう。

まずは 「交際を終えているのに盗聴器を仕掛けた」 というものであるが、これはもう言語

道断であり、コメントのしようがない。

次に 「交際中に仕掛けた」 というものについて。自分が愛する人間が自分のいないところ

でどのような生活を送っているか、について興味を抱くのはそれほどおかしなことではない。

むしろ感情としては自然なものであろう。しかし、どれほど親密な中であっても (たとえ正式

な婚姻関係にあったり、血縁関係にあるものであっても) それぞれ個人にはいわば 「自分

だけの世界」 があるのはいうまでもないし、相手がだれであってもそれが一方的に侵される

ことは許されないものである。さらに逆に 「知ろうとする側」 にとっても、必ずしも自分にとっ

て都合のよいことばかりがわかるわけではない。むしろ 「 (自分の知らないところで) 自

分はこんなふうに思われていたのか」 ということなどで落胆などすることの方が多いかもし

れないのだ。 「 (結果的に) 知りたくなかった事実」 を知ることは大変につらいことな

のである。よく夫婦同士や恋人間で、こっそりと相手の携帯メールなどの内容をのぞき見し、

それがトラブルに発展したという話を耳にすることがあるが、これもその倫理道徳上の問題

もさることながら、個人的には 「なぜそんな危険?なことをすすんでするのか」 と不思議

に思ってしまう。もちろん、緊急やむを得ない場合もあるだろうし、それによりさらなる大きな

トラブルが避けられることにもつながるかもしれないが、その蓋然性は高いとは言い切れな

い。「 (そのことを) 知ったところでたかが知れている」 だけならともかく、「かえって大き

くショックを受ける」 というリスクに見合うものとはとても考えにくいのである。

「知らぬが仏」 とはいつの世にあっても変わらぬ一つの真理であることに疑いはない。


飼い主が自分のことについていろいろ
いうのに対し 「知らぬが仏」 を決め
込んでいる!?      こじろう





  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月18日

『攻撃的迷惑』!!!

公共交通機関の 「よいところ」 はいくつもあるが、そのうちの一つに 「安全性」 を掲げ

る人は少なくないだろう。もちろんバスや電車でも事故は起こりうるが、個人の運転する自

動車などと比べた場合、やはり危険度はグッと下がると思われる。

しかし反面、バスや電車は、「その車両の安全性、乗務員の安全運転だけを信頼していれ

ばいいというものではない」 という例が、昨日の某紙記事に出ていた。

そのタイトルは 「態度注意され逆ギレ 女がバス車内で催涙スプレー」 というもので、内

容は、


・・・・・・15日午後6時ころ、千葉県船橋市の市道を走行中の路線バス車内で、同市の

     男性 (69才) から乗車態度の悪さを注意された20代くらいの女が、催涙

     スプレーのようなものを男性に向けて噴射した。スプレーが立ち込め、運転手が

     バスを止めて乗車口のドアを開けたところ女は逃走。注意した男性と60~70代

     の男女2人がのどの痛みなどを訴え、病院に搬送された。

     3人はいずれも軽傷。船橋署は女の行方を追っている。

     発表によると女は午後6時前に船橋北口で乗車。出発前から車内で携帯電話

     で話をしていて運転手に注意され通話をやめたが、座席で不満を口にしていた。

     近くにいた男性が 「うるさいからいい加減にしてくれ」 と注意したところ、女は

     「うるさい」 と言い返し、スプレーを噴射したという。車内には当時20人くらい

     の乗客がいた・・・・・・・


というものである。

この 「催涙スプレーのようなもの」 まさか人への攻撃専用品としてこの女が持ち歩いてい

たわけではないと思うが、いずれにせよ自分の近くでいきなり 「スプレー類」 を噴射され

るのは恐怖そのものであるし、ましてやバス車内のような密閉された空間ではなおさらで

ある。

この女の行為を注意したことでスプレーを噴射されること自体、完全な筋違いといえるが、

それでもまだ直接注意した男性の場合には 「その注意の仕方に工夫の余地があったの 

では」 などということも考えられないことはない、つまり 「一応は (理不尽ではあるが) 

被害を受けるだけの理由が存在した」 といえるだろう。しかし、同じように迷惑を被ってい

ても我慢していたかもしれない周囲の他の乗客にとっては、「自分自身には全く身に覚え

のないことで、危害を加えられる、巻き添えを食うなど 『迷惑』 どころの話ではなく、まっ

たくもって 『冗談じゃない』 」 のである。

公共の場で基本的なマナーを守れない人間というのは、昔も今もいたるところに存在する

ものである。それは今さら仕方ない?が、その場合でもせめて 「不愉快」 で済ませられる

くらいにとどめてほしい、すなわちなんとか 「攻撃的な迷惑」 だけは避けてほしいという

のはぜいたくな要望なのであろうか。また、その 「攻撃」 にしても、一つの凶器などで特定

の (恨みなどを抱いた) 人間を狙うならともかく、全く無関係の不特定多数の人々を対象と

したもの、いわば一種のテロ行為だけはぜひ謹んでほしいものである。

「安全性」 を考えてわざわざ公共交通機関を選んだのにもかかわらず、この事件のような被

害に遭ってしまうのはやりきれないし、常に周囲で何が起きてもいいように用心するにも限度

というものがあるのだ。


その 「暴れん坊ぶり」 から、公共交通
機関を利用しての移動は極めて困難だと
飼い主に思われている!?  こじろう



       


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月17日

『迷惑を被るのは』 どちらか???

「他人に迷惑をかける」 ことを避けなくてはならないのはいうまでもない。しかし、はたして

「本当に迷惑を被っているのは誰か」 「より迷惑の度合いが大きいのはどちらか」 という

ことを理解できず、ピントのずれたことをする人がいるのも事実である。

先日某紙に 「 『新しい家は金がなく、迷惑かかる』 と・・・空き巣男」 というタイトルの

記事があったが、その内容は


・・・・・・埼玉県警捜査3課は12日、窃盗容疑で逮捕した男が埼玉や宮城など関東・東北

     の12県で128件 (被害総額約2860万円) の窃盗事件を起こしていたことを

     確認したと発表し、このうち123件を余罪としてさいたま地検に追送検した。

     発表によると逮捕されたのは茨城県鹿嶋市の無職K容疑者 (62才・窃盗容疑な

     どで起訴)。K容疑者は4月7日、山梨県甲斐市の男性会社員 (61才) 宅に侵

     入しデジタルカメラなど5点 (計30万円相当) を盗むなど、昨年7月から今年4

     月にかけ空き巣狙いなどを繰り返していたとされる。

     K被告は昨年6月に出所した直後から、農家や漁師らの邸宅の金庫を中心に狙って

     いたという。調べに対し、「真新しい戸建ては狙わなかった。建てたばかりで金が

     ないだろうから、盗むとその家の人に迷惑がかかると思った」 と供述している・・・・・・


というものである。

この被告の言い分、もちろん鵜呑みにしていいわけではないが、「真新しい戸建てを狙わない」

理由が、「建てたばかりで金がない」 というのは極めて短絡的といえよう。むしろ 「金がある

からこそ家を新しくした」 ということかもしれないし、逆に現在古い家に住んでいる世帯は、近

く新築等する予定であるかもしれず、そちらの方がよほど 「金がない」 といえるかもしれない

からだ。また、ここで被告のいう 「金」 というのがおそらく 「現金」 という意味だとすれば、

現代で実際、家にどれだけのお金をおいておくかということと、その世帯の財力そのものは必

ずしも相関するとはいえず、その点でもこの供述は矛盾している。

そもそも金があろうとなかろうと、「金を盗まれる」 ということ自体が迷惑そのものである。勝

手にこの被告が 「これは迷惑」 「これはそれほど迷惑でない」 などと基準をつけることは

おかしなことなのである。今回のような 「空き巣」 や 「窃盗」 にかぎらず、「迷惑なのか

どうか」 とか 「その迷惑の度合い」 といったものは、本来 「迷惑を受けた側」 が判断

するものである。日常の中でもよく 「こんなことをしたら、かえって迷惑になる」 とか 「これ

以上自分がここにいることは迷惑だ」 などということをいう人がいるが、多くの場合、その

ピントはずれていることが多いのではないか。もちろん誰がみても明らかな迷惑行為であると

いうものは存在し、そういうことを平然とする人は論外であるが、その行為を自分勝手に 「こ

れは迷惑」 「これは迷惑でない」 と決めつけて独りよがりの行動を起こす前に、迷惑の対象

となるかもしれない相手方にまず 「伺いを立てる」 ことも必要であろう。

そうはいっても、空き巣や泥棒が事前に被害者宅に 「迷惑になりますでしょうか」 と尋ねる

ことはありえないのはもちろんであるが・・・


飼い主にとって何が困ることか、を理解
できずにイタズラを繰り返すことがある
迷惑な!?         こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月16日

『同情』 してばかりもいられない!!!(その2)

「こじろう117」・・・『同情』 してばかりもいられない!!!(その1) の続きである。

(その1) では、「就職超氷河期」 のさなか、「ソニーの本部長」 という肩書で就活中

の女子大生を相手に詐欺をはたらいた容疑で逮捕された61才の男についての事件の

概要、および一般的にはあまりにお粗末とも思える手口に簡単に?ひっかかってしまう

前にいくつも 「怪しいと疑うことのできる根拠の2点に」 ついて述べた。

今回はまずその3点目である。


3. 「カプセルホテルの宿泊費5000円を貸してほしい」 「2日後に5倍にして返す」

   といわれた点

   2.に通ずるところでもあるが、直近の業績うんぬんはともかくとして、かりにもわが国

   を代表する超有名企業の 「本部長」 (この肩書の不自然さについては (その1)

   で言及済み) を名乗る人物である。まず 「カプセルホテル」 に宿泊する可能性は

   ゼロに等しいし、“5000円” という金額を 「貸してほしい」 ということもありえない

   だろう。さらにはマルチ商法でもあるまいし、「2日後に5倍にして返す」 など、その

   「品性」 は 「最低」 にすら届かぬレベルである。


もっとも、この3.については、すでにいろいろな話を聞いてしまっていて、今さら引くに引

けないような状況に追い込まれていた、半ば脅迫的に言われた、「財布を落としてしまっ

た」 といういい方をされ差し出さずにはいられなかった、などの理由により、「怪しいと思

てもやむを得ず」 という部分はあるかもしれない。

しかし、(その1) の1. および2. の点については、まだ学生ではあるといえ、すでに

成人し、ましてやこれから 「社会の荒波」 に飛び込んでいこうとしている就職活動者に

しては、その怪しさを瞬時に見抜けなかったのは少々お粗末としかいえないかもしれない。

詐欺に遭ったことで傷ついたとしたら気の毒ではあるが、「同情」 してばかりもいられない

のである。

「人を信じる」 ということが普通にできなくなっているともいえる今の時代。少なくとも子ども

のうちや、学生時代くらいは他人の 「善意」 を 「善意」 として受け止めさせてあげたい

ものであるが、それだけでは現実の社会を生き延びていくことが極めて困難であることは

疑いのない事実である。しかし、たとえば 「知らない人についていってはいけないよ」 と

は、もう何十年も前から子どもはいわれて育ってきたのもまたその通りである。結局は人間 

に 「純真な心」 というものがあるかぎり、それにつけ込み自らの一方的利益に結び付けよ

うとする連中に昔も今もないということだろう。


「知らない人についていってはいけないよ」
と飼い主にいわれなくても絶対についてい
かない自信のある!?     こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月15日

『同情』 してばかりもいられない!!!(その1)

「史上最悪」 だった昨年度現時点の新卒者の就職内定率を、今年はさらに下回るとの報道

がなされたばかりだが、そんな空前絶後の 「就職超氷河期」 ならではの事件についての

記事を某紙に見つけた。

タイトルは 「私はソニーの本部長・・・就活の女子大生から現金搾取」 というもので、内容は


・・・・・・「ソニーの幹部を装って就職活動中の女子大生から現金をだまし取った」 と

     して警視庁丸の内署は12日、住所不定無職O容疑者 (61才) を詐欺容疑

     で逮捕した。

     逮捕は11日。O容疑者は大学生約50人の携帯番号が記された名簿を所持して

     おり、同署で余罪を調べている。

     同署幹部によるとO容疑者は9日夜、JR東京駅付近で栃木県在住の私立大4年

     の女子大生 (22才) に 「私はソニーの本部長だ。今度うちの会社に遊びに

     来なさい」 などとウソをつき、「2日後に5倍にして返すから、カプセルホテルの

     宿泊費を貸して」 などといって現金8000円をだまし取った疑い。女子大生は

     都内の会社で採用面接を受けた帰りだった。

     逮捕された際、同容疑者は1000円しか持っておらず、「金を借りようと思った」

     と供述している・・・・・・


というものである。

史上空前の就職難といわれる時代にあって、「わらにもすがりたい」 気持ちで就職活動に

奔走、勤しんでいる大学生の心理につけ込んだ、まさに当世ならではの悪質な犯罪である。

だまされたこの女子大生の件の他にも余罪があるとすれば、その被害者たちには同情を禁

じえない。

しかしそうはいっても、就職活動している大学生ともなればすでに20才を超えた立派な成

人である。また現在就職活動をしているということは、まさに毎日 「厳しい現実を目の当

たりにした、現場の社会勉強」 の真っ最中でもある。その社会勉強の中には当然 「人を

見抜く」 というものも含まれており、その部分はある意味、今後社会で職種を問わず最も

必要とされる資質の一つである。したがって、現在 「勉強中」 とはいえ、この程度の詐欺

を見抜く眼力に乏しいのはなんとも心もとないともいえるのである。

では、この容疑者を 「詐欺師」 と (学生でも) 見抜くことのできる根拠は


1. JR東京駅付近という雑踏の中でいきなり声をかけられる不自然さ

   芸能界の “アイドル” や “モデル” などが、「街なかでスカウトされた」 という話を

   耳にすることはあるが、たとえばこの女子大生の容姿端麗さが際立っていたということ

   はあるにしても、超有名企業の採用に関していくらなんでも 「路上スカウト」 的なこと

   はありえないだろう。 

2. 「ソニーの本部長」 といういい方

   誰でも知っている超有名企業ということで、このメーカー名を用いたのはともかくとして、

   その肩書が 「本部長」 というのを聞いただけで普通は?となるだろう。「本部」 と

   いういい方は、企業組織にとってたしかに一般的ではあるが、ただの 「本部長」 と

   いう肩書は極めて珍しいし、ソニーのような超大手企業になればなおさらである。

   たとえば、「人事本部長」 とか 「関東事業本部長」 などという具体的な肩書でない

   のがまずかなり不自然であるといえる。大企業などでこういういい方が通用するのは

   「△△△の社長」 とか 「◇◇◇のCEO」 などに限られるものだ。また、よしんば

   「本部長」 がそれほど不自然に感じられなかったとしても、このO容疑者、状況から

   して、たとえば服装など 「本部長」 に見合うだけのものであったとは想像しにくい。

   さらに万一身につけているスーツなどがそれなりに準備されたものであったとしても、

   その着こなしや、醸しだされる雰囲気などは一朝一夕に身に付くものではない。必ず

   不自然な点やボロというのは出てしまうものである。


以下、この続きは 「こじろう117」・・・『同情』 してばかりもいられない!!!(その2)

で述べたいと思う。


一見、立派な肩書を持った人であればあるほど
警戒心を強め、それに見合う人物かを見極めよ
うと心がけている!?       こじろう



       


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月14日

『警戒度』 と 『抵抗度』 増幅!!!

昔も今も、わが国では人の身分の確認や証明として 「自動車運転免許証」 を用いる

ことが多い。預金の出し入れなども含め、もはや 「その本来の目的をはるかに超えた

ところでさまざまに活用されている最たるもの」 といえるだろう。その利便性の高さは

「自動車の運転をする予定は当面全くないが、『身分証明用』 に自動車運転免許証は

できるだけ早く取得しておくべきだ」 という声をよく聞くくらいである。

そんな極めて大切な自動車運転免許証 (以下、“免許証”) に関して、とても聞き捨て

ならない某紙の記事が昨日、目にとまった。

それは 「ニセの就職面接会、実は免許証集めて・・・」 というタイトルで、その内容は


・・・・・・架空の就職面接会を開いて求職者から運転免許証の画像データを集め、それ

     を元に偽造した運転免許証を見せて電器店からテレビなどをだまし取ったとし、

     岩手、宮城、千葉の3県警は9日、千葉県松戸市のM容疑者 (42才) ら

     11人を詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。

     発表によると、Mらは今年2~3月、盛岡市や仙台市などで11回にわたり偽造

     した運転免許証を電器店などに示して分割払の契約を結び、商品約290万円

     分をだまし取った疑い。全国各地で就職面接会を開き 「身分確認用」 と説明

     して参加者の運転免許証の画像データをパソコンに取り込んでいた。顔写真を

     詐欺グループのメンバーのものに張り替えていたという・・・・・・


というものである。

先述のように、現在のところ最も手軽で信用度の高い 「身分証」 であるはずの免許証

であるが、自分自身はすでに数年前からその 「提示」 を求められるだけなのはともかく、

(たとえ数分間でも) 「一時預り」 や 「コピー」 の要求にはできる限りの 「抵抗」 を

見せてきたつもりである。その理由や背景には今回のような 「悪用」 の可能性を考え

て、ということが大きい。

金融機関などにかぎらず昨今、ほんの些細なことでも 「身分証明になるもの」 その中

で最も手っ取り早い 「免許証」 のコピーを要求されることが多くなった。急増する詐欺や

トラブルに対応するために止むをえない面があることは十分に理解できるが、逆にいえば、

こちらがそのことで、本来必要のないリスクを背負わされることも事実である。それも以前

は 「コピーされるのはちょっと・・・」 などと抵抗や難色を示すと、「それでは番号だけでも

控えさせてください」 で済まされていたものが、つい最近は 「当局から強く指導されて

いますので」 とか、「コピーさせていただけない場合には、さらに複雑で面倒な手続きを

お願いすることになりますがよろしいですか」 などの “脅し” が加わるようになってきて

いるために非常に始末が悪い。結局は面倒や時間がかかることを避けるために当方の側

が 「折れるしかない」 ということになるのだが、今回のような事件のことを耳にすると、

やはりこれからこの手のことに関する 「警戒度」 や 「抵抗度」 を今まで以上に増し

ていく必要があると考えざるをえない。

何事についても言えることであるが、もともと利便性が高く、都合よく活用できていたもの

が、一部の人間による “悪意” や “悪用” といったものによって、「その用をなさなく

なってくる」 あるいは 「それまでとは比べようがないほどに面倒なことになる」 という

のは本当に嘆かわしいばかりである。


飼い主の機嫌がよい時ほど、「警戒度」 と
「抵抗度」 を増す!?     こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月13日

『減点2』 + 『反則金9000円』!!!

単なる 「マナー」 だと思っていたら、れっきとした 「法律上の義務」 であった。自動

車の運転に関してはよくあることだが、そのうちの一つで、一般ドライバーの認識不足が

あまりに目立つものに関しての記事が、先日のY新聞に出ていた。

そのタイトルは 「横断歩道で歩行者妨害は反則金・・・知ってる35%」 で、内容は、


・・・・・・横断歩道で歩行者や自転車の通行を妨げると道路交通法違反になることを

     知っているY県民が3人に1人にとどまることがY県警のアンケート調査でわ

     かった。

     「横断歩行者等妨害等」 と呼ばれる違反で、Y県警は今年1月から10月末

     までに同違反で42人を検挙した。さらに今月10~20日を取締強化期間に

     指定し、主に交差点付近で取締りを強化する方針だ。

     アンケートは今年10月に免許を更新したY県民約100人を対象に実施。そ

     の結果違反になることを知っていたのは約35%。違反の名前を知っていた

     のは約28%だった。

     違反すると普通乗用車では2点減点、反則金9000円を取られる。Y県警交

     通課の課長補佐は 「歩行者に道を譲るのは 『運転マナー』 という認識し

     かないのではないか。立派な法律違反であることを知ってもらいたい」 と話

     している・・・・・・・


というものである。

この “違反”、名称はともかく自分自身、実はまだ自動車免許取得前の中学生の頃から

知っている。というのも自分の父が当時それにより反則金を支払わされたのを聞いていた

からである。その時の父の話では、「ある横断歩道付近に中年の女性が立っているのは

たしかにわかっていたが、とても渡ろうとする雰囲気ではなかったためそのまま通過しよう

としたところ、その先の脇から急に警察官が飛び出してきて自動車を停止させられ、違反

を通告された」 というものだった。当時の行政処分、反則金がどの程度のものだったか

まではよく覚えていないが、「その (時の) 女性が本当に渡ろうとしていたかどうかの

検証はどうなっているのか」 という疑問を抱いたこと、および 「自分がいずれ運転する

ようになったら、横断歩道前では何が何でも停止しなくてはいけない」 と強く決心した

ことは今でも忘れていない。

さて、現在に話を戻すと、たしかに自分が歩行者として (信号機のない) 横断歩道を

渡ろうとする際、停止どころか減速すらしない自動車が目立つのは日頃感じることであ

る。特に早朝、飼い犬と散歩をしている時には、横断歩道をすでに渡りかけているにもか

かわらず、猛スピードで自分らの脇をすり抜けていく自動車があるのには閉口させられる。

上記の記事にあるようにそのドライバーたち、違反のことを本当に知らないのか、あるい

は一応認識しているのにあえてそうしているのかまではいちいち不明だが、非常に腹が

立つだけでなく、もしそれで接触などしたとしても、「こういうドライバーは (目撃者もない

のをいいことに) そのまま 『すっとぼけて』 走り去ってしまうだろうなあ」 といつも思わ

されるのである。

今回はとなりのY県警の取り組みであるが、ぜひ地元のN県でも同様の 「取締り強化」 

をしていただきたいものである。また減点や反則金がどうのこうのとは別に、まずは自分

自身が 「しっかり法令順守できているかのチェックが第一である」 と改めて考える機会

を今回の記事を通じて作れたのはいうまでもない。


早朝の散歩途中の横断歩道で何度も
「あぶない目に遭わされている」 こ
とに憤っている!?   こじろう



  


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2010年11月12日

『あきらめは禁物』 の中高年!!!

「近頃の若者は 『飽きっぽい』 『長続きしない』 『根気がない』 」 などといわれて久し

いが、「とんでもない、そういう中高年者の方がよほどその通りだ」 といわれてしまうよう

なデータが先日、各紙記事で発表された。

そのタイトルは 「禁煙、もう断念 20%」 というもので、内容は、


・・・・・・10月の値上げをきっかけにタバコをやめた人のうち、2割の人がすでに禁煙を

     あきらめたとの調査結果を、インターネット調査会社マクロミルが8日、発表した。

     再びタバコに手を出してしまうのは、禁煙から 「3日目」 が最も多く、3日間を

     乗り切ることが最初のハードルといえそうだ。

     調査は、値上げから約1カ月後の11月1~2日に実施。10月1日のタバコ値上

     げをきっかけに禁煙を始めた20歳以上の男女500人が回答した。

     禁煙について 「1本も吸わずに続いている」 と答えたのは62%で、「何度か

     吸ってしまったが続いている」 が18%。一方、「あきらめた」 は20%に達した。

     年齢が上がるほど断念する割合が高く、50代以上では24%がすでにあきらめ

     たという。

     あきらめた人や何度か吸った人に、禁煙後に初めてタバコに手を出した時期を聞

     くと、「3日目」 が最も多く、1週間以内に吸った人は66%に達した・・・・・・・


というものである。

「3日坊主」 とはよくいったものである。事情や環境が大きく異なる昔も今も、「人間何かを

継続できるかどうかの分水嶺が 『3日』 である」 ことは実に興味深い。

しかし、このデータでより注目すべきは 「年齢が上がるほど断念する割合が高い」 つまり

中高年層ほど 「決心が長続きしない」 ということである。もっとも喫煙に関していえば、その

習慣が長ければ長いほどそこから抜け出しにくくなるのは当然のことではある。何しろ50代

以上の喫煙者はもうかれこれ30年以上もの喫煙歴があるのが普通で、その年月の重さは

並大抵ではない。ちょっとやそっと値上がりされたからといって 「5年や10年程度の喫煙

歴者と一緒にされては困る」 という声も聞こえておかしくない。

だが、このような結果となった原因はそれだけでもないだろう。それは人間、50年以上も生

きてくると、「先が見えてくる」 せいか、さまざまなことに関して「 『あきらめ』 やすくなる」

ということがあるからではないだろうか。「禁煙」 にかぎらず、「どうせ先が短いのだから、

少しくらいのことで我慢などしてもその効果はたかが知れている」 と考えてしまうである。

この言い分、一見もっともなように聞こえるが、冷静に考えると実はそうとも言えないことが

わかる。というのも、「人生50年」 などといわれていたのはとうの昔の話であり、今の時代

50才の人でもその後、平均して10000日くらいは 「好むと好まざるとにかかわらず、生き

続けなくてはならない」 からである。

「どうせ先が短いから」 などと言い訳して、いろいろな身体に良いと思って始めたことを途中

で簡単にあきらめたり、それに対してなげやりになったりしていると、その先さらに身体のさ

まざまな部分の変調をきたし、苦しみながら生き続けていかなくてならないのはまさに自分

自身であり、それだけでなく家族をはじめとした周囲にもいろいろ迷惑をかけることになるの

は間違いない。

根気のなくなる中高年こそ 「あきらめは禁物」 なのだ。喫煙習慣がもともとない自分自身

の場合は、検診のたび医師からなされる 「甘いものをこれ以上摂ると、大変なことになる」 

という “警告” をそろそろ真剣に受け止める時期であるかもしれない。


新しいことにチャレンジしても、「すぐあきらめ
てしまう性格」 を何とかしたいとは、まったく
考えていない!?          こじろう

  


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2010年11月11日

『資質』 を疑われる???

どんなことを遂行するにも、一応そのための 「資質」 が必要とされるものであるが、

こと犯罪に関してもそれは例外でないだろう。

先日共同通信配信の記事に 「ノコギリ持ち強盗容疑  『彼女に会う旅費』 欲しく」 

というタイトルのものがあったが、その内容は


・・・・・・警視庁杉並署は4日までに、ノコギリを持ってゲームソフト販売店に押し入り、

     現金などを奪ったとして、強盗の疑いで杉並区の無職の男T容疑者 (23才)

     を逮捕した。

     杉並署によるとT容疑者は 「沖縄にいる彼女に会いに行く旅費が欲しかった」

     と容疑を認めている。

     逮捕容疑は、10月12日夕方、杉並区のゲームソフト販売店で女性店員に、

     折りたたみ式のノコギリ (刃渡り約20㎝) を突きつけて、 「強盗です。

     お金を出してください」 と脅し、現金9万8千円などを奪った疑い。

     店員にケガはなかった。同17日に父親に付き添われて杉並区に出頭した・・・・・


というものである。

「強盗です。お金を出してください」 というのが、本人の話したことば通りなのかまでは

わからないが、普通は 「強盗だ。グズグズしないで早く金を出せ」 ぐらいのいい方でな

いと、強盗としての格好はつかないのではないか。今回は 「たまたま店員がお金を出し

てくれた」 からよかった?ものの、少しくらい気の強い店員だったら、「何だとこのヤロー、

とっとと失せろ」 くらいの反撃をされてもおかしくないくらいの (強盗側の) 迫力不足で

ある。一般に、強盗するのにその 「資質」 が問われるかどうか知らないが、その動機

にしても、未成年者でもないのに父親に付き添われて出頭 (自首?) した点にしても、

どうみてもそれ (強盗としての資質) には欠けているといわざるをえないだろう。また、

どのような交通手段を考えていたのかもわからないが、沖縄まで行くのに手に入れたの

が10万円足らずというのもなんとも心もとない。

見るからに強盗に向いているような輩ならともかく、こういう (おそらく) 気の弱そうな

人物までもが、明らかに割りの合わない犯罪に手を染めようとする理由は何かと大い

に興味をそそられる。しかし、一気に何千万円もの大金が入る可能性があるわけでも

ないのに一生を棒に振るような (前科のつく) 罪を犯し、さらには (たぶん) その

彼女にも愛想を尽かされるような事態になるのなら、たとえ給料は高くなくても、まと

もな職についた方がよいと思うのだが、こういう行為をはたらこうと考える人間の心理

というものは、皆目見当すらつかないものである。


見かけはともかく、イザという時の
「気の弱さ」 から、強盗には向いて
いないと思われている!? こじろう





  


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2010年11月10日

『教養』 を徹底する???

速度違反にせよ、駐車違反にせよ、いわゆる “反則切符” を切られた瞬間の 「悔しさ」 は、

経験したものでなければわからないものだ。自分自身は自慢ではないが、 (実は自慢その

ものだが) もう20年近く “無事故無違反” を続けているとはいえ、その前はつまらない?

反則キップを何回も交付された口なので、いろいろな意味での 「その痛み」 は非常によく

理解できる。特に反則金や点数にとどまらない 「精神的な痛み」 は簡単に癒せない。

そんな痛みを、本来は必要がないのに味合わされた気の毒な人たち、および味合わせたヒド

イ警察 (官) についての記事が先日Y新聞に出ていた。

タイトルは 「警官が交通標識の意味取り違え  4人に反則切符」 というもので、その内容

は、


・・・・・・千葉県警は5日、旭署員2人が旭市の市道に設置されている交通標識の意味を

     取り違え、今年7月から今月1日にかけて、バイクの4人に誤って道交法違反

     (通行禁止) で反則切符を切るミスがあったと発表した。反則金 (計16000円)

     を納付した3人には近く返金し、既に違反点数 (2点) を処理した1人について

     は取り消しをするという。

     発表によると、同市清和甲の市道に設置されている 「二輪の自動車以外の自動

     車通行止め (小特を除く) の標識について、同署地域課員2人が 「バイクも

     規制されている」 と勘違いして、交通取締りを行なっていた。2日、別の署員の

     指摘でミスがわかった。

     県警交通指導課の課長は 「ご迷惑をかけて申し訳ない。今回の事案を教訓に、

     職員に対する指導、教養を徹底したい」 とコメントした・・・・・・


というものである。

この2人の警察官、違反者を捕らえた際はさぞかし (ほくそ笑んで) 偉そうに?  「あー

あ、やっちゃたねえ」 などと言いながらキップを切ったのだろうし、逆に切られた方は 「し

まった。やっちゃたよ」 などというその 「落胆ぶり」 が目に浮かんでしまう。しかしこの手

の標識、それほど複雑なものでもなかろうに、警察官の方はもちろんのこと、捕まった方も

あまりにすんなりと 「キップを切られてしまう」 のも何か不思議な感じである。このような

場面、(自分の数十年前の経験からすれば) 一応 「何がどういう違反なのか」 について

警察官から説明があったり、逆に違反 (したとされている) 者から説明を求めたりするも

のだ (った) からである。

まあ、それはそれとして間違えられた側からすれば 「ふざけるな」 という話である。すでに

納付された反則金を返したり、点数を元に戻したからそれでいいというわけにはいかない。

先述のように、受けた精神的苦痛についての 「慰謝料」 を請求したいくらいであろう。

さらに他人事ながら見逃せないのが、県警交通指導課の課長のコメントである。 「お詫び」

はもちろんとして、まず 「今回の事案を 『教訓として』・・・」 というが、こんな極めて初歩

的なミスをいちいち 「教訓」 とされていたら、警察官の業務に対する信頼などできるわけ

がない。加えて 「職員に対する指導、『教養』 を徹底したい」 という、「教養の徹底」 の

の意味も不明である。ここで何を指して 「教養」 といっているのかは不明だが、少なくとも

今回の事案に関する程度の 「教養」 など、警察官として採用される前、つまり採用試験で

試されるレベルのものではないのか。今さら 「教養を徹底する」 などと 「もっともらしく」 

いわれても 「はい、そうですね」 と納得する人は残念ながら少数派であろう。

昨今 「不祥事」 といえば、「 “教員” か “警察官”」 と相場が決まっているかのような

感すらあるが、こと警察官の不祥事に関していえば、「指導・管理する側の 『教養』 がま

さにこの程度であれば、それもいたし方ない」 といわざるをえない。

(「こじろう117」・・・『熱湯・・・』 再発防止???・・・参照)


「飼い犬としての教養とは何か」 について
日々自問自答している!?    こじろう  


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2010年11月09日

『死角』 をついた?犯罪!!!

その犯罪行為そのものを許すことはできないが、「なかなか 『うまいところ』 をついている

ものだ」 と、その手口に 「感心してしまう」 ものをたまに見つけることがある。いいかえれ

ば、被害に遭う側などの 「死角」 や 「盲点」 をうまくついている手口ということである。

先日の各紙に 「全国各地の温泉旅館  客室の風呂に潜み、宿泊者の金盗んだ疑い」 とい

うタイトルの記事が出ていたが、その内容は


・・・・・・愛媛県松山東署は5日、全国各地の温泉旅館の客室の風呂に潜み、宿泊客の

     現金を盗んでいたとして、窃盗などの疑いで大阪市の無職T容疑者 (62才)

     =窃盗罪と住居侵入罪で公判中=を追送検し、捜査を終結した。

     送検容疑は、2009年1月~ことし5月、旅館の客室風呂場に隠れ、客が室外

     に出た時に現金を盗む手口で106件の窃盗をした疑い。宴会などで客室が無人

     になった際、宿泊者の現金を盗んでいたという。同署によると、被害は20県で

     現金計約1000万円に上るとみられる。

     同容疑者は、群馬県の草津温泉などの旅館に、団体客にまぎれて侵入。風呂

     場に潜み、宴会などで客が外出している間に現金を盗んでいた・・・・・・


というものである。

昨今はいわゆる 「露天風呂付き客室」 を備えた温泉旅館も増えてきているが、そうは

いっても、やはり和風温泉旅館の大きな魅力の一つを 「広々とした “大浴場” にまで

足をのばして大きな湯船に浸かる」 と考えている人は多いだろう。それはつまり、たとえ

宿泊室が 「バス付き」 となっていても、その 「部屋付きの風呂」 を使うことはめったに

ないということである。特にそれが 「ユニットバス」 などであれば、「わざわざ温泉に来

たのに、なぜ自宅の風呂よりも狭いような窮屈なところに浸かる必要があるのか」 と考

えて不思議ではないし、それは団体旅行などの場合はなおさらであると思われる。

したがって最初にその部屋に通された時を除けば、まず (独立した) 浴室に立ち入った

りすることはなく、まさにそこは 「死角」 「盲点」 となるのであり、この容疑者が同じ手

口でなんと100件超の犯行に成功してきたことからもそれは裏づけられるというものだ。

しかし、そのとき (部屋でくつろいでいるとき) は危害を加えられないとしても、同じ室内

の一つの空間 (浴室) に見知らぬ人間が潜んでいたというのは、後から知ったことであ

っても不気味でゾっとするとしかいいようがない。

世の中には自分に見えない、あるいは予想だにしないところ、つまり 「死角」 で何が起

きていても不思議ではない。お金を取られた程度ならまだ 「不幸中の幸いだった」 ぐらい

に考えた方がいいのかもしれない。


飼い主の 「盲点」 をついたイタズラを
次々としでかす!?      こじろう  


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2010年11月08日

『ザ・お役所体質』 ???

言っている本人は 「『そのこと』 に気付いていないのか」 あるいは 「気付いていても

あえて 『それ』 を使っているのか」 、その時の状況によってどちらともいえないが、い

ずれにせよある場面で 「それ」 を使うと、その人間および組織が大変に無責任である

ことを見抜かれてしまうものである。ここでいう 「それ」 とは、「結果的に・・・だった」 と 

の言い分である。

先日の地元某紙に 「免許証を偽造 30年余運転か・・・N市職員を書類送検」 というタイ

トルの記事があったが、その内容は


・・・・・・長野県警N署は5日、運転免許証を偽造して車を運転したとして有印公文書偽造、

     同行使、道交法違反 (無免許運転) の疑いで、N市の女性職員T主幹 (58才)

     の書類を長野地検に送った。同署は、30年以上前から無免許運転をしていたと

     みている。

     送検容疑は、6月12日、無免許で乗用車を運転した疑い。車は家族名義。物損事

     故を起こして同署員に免許証を提示し、偽造が発覚した。同署によると、同主幹は

     30数年前に運転免許を取得したが盗まれてしまい、再交付手続きをしなかったと

     話しているという。免許証は、自分の顔写真と知人の免許証のコピーなどで偽造し

     ていた。同主幹は保育園勤務を経て現在は中央公民館に勤務しており、公用車を

     運転することもあったという。すでに辞表を提出している。

     市は年一回、職員対象の交通の講習会で免許証を確認している。同市の庶務課は、

     「 『結果的に』 徹底されていなかった」 とし、各部署の所属長が免許証を直接確

     認するなどチェック体制を強化した。同市長は 「このような事態が起こらないように

     再発防止に取り組みたい」 としている・・・・・・


というものである。

「30数年にもわたって “無免許運転” というものは発覚しないものなのか」 という疑問に

対しては、「たしかに交通違反や事故、検問などない限り、運転免許証を直接 (警察官など

に) チェックされることはまずないし、身分証明等も保険証やパスポートなどで済ませられる

から」 という一言で回答できるだろう。つまり、「事故など起こさずに、おとなしく運転している

限りは、無免許状態でも摘発されない」 のは、たとえ長期間であってもそれほど不思議なこ

とはないのである。したがってここではそのことはどうでもいい。

個人的にこの記事で見逃せないのは、今回の不祥事についてのN市庶務課の言い分である、

「『結果的に』 徹底されていなかった」 という点なのだ。具体的にいうと 「なぜ、わざわざ  

『結果的に』 という文言をつける必要があるのか」 である。この 「結果的に」 という一言。

日常的にいろいろな場面で用いられるが、本当にふさわしい場面で使われていることはどち

らかといえば少ないように感じる。特に何かの釈明で使われる際には 「私なりに努力をした

んです」 というニュアンスをそのまま伝えてしまうからだ。社会で一般に求められるのはそ

の 「プロセス」 ではない。いうまでもなく 「結果」 である。「結果」 そのものがすべての

世界において 「『結果的に』 も何もない」 のである。

今回の件での市側の 「結果的に・・・」 といういい方は、いかにも 「しっかりとチェックを

行なっていたにもかかわらず、『たまたま』 漏れてしまった」 と言いたげに聞こえるが、実

際に30数年間も立派な違法行為、それも個人的なことにとどまらず公務 (公用車の運転)

にまでそれが及んでいたというのは、「全くチェックなどされていなかった」 に等しいレベル

であり、一般的市民感覚からすれば 「ふざけるな」 というべきものである。こんなときに

「 『結果的に』 徹底できていなかった」 などと、「とぼけたこと」 や 「寝ぼけたこと」 が

自然と口をつくからこそ、「さすがは 『お役所』 だねえ」 などと揶揄されてしまうのであ

ろう。

まあ、そういった 「ザ・お役所体質」 はもう今さらどうしようもないにせよ、日常のなかで

この 「結果的に・・・」 の4文字を使うときは要注意である。冒頭にも述べたように、本人

は何気なく用いているつもりでも、それを聞いている方は (黙っていても) 「ダメな奴だ

なあ」 と感じている可能性が高いからである。

(「こじろう117」・・・『ザ・お役所仕事』???参照)


飼い主の 「飼育ミス」 につき、「結果的
に間違っていた」 という言い訳を許す
つもりのない!?      こじろう  


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2010年11月07日

“パニック状態” に陥られても!!!

「とんでもない」 と、一般に思われることをしでかしたときは誰でも冷静さを失い、場合

によっては “パニック状態” に陥ることもあろうが、そのことで一方的に被害に遭った

側からすれば、加害者側が “パニック状態” に陥ろうと陥るまいと、それはどうでもい

いことであり、いずれにせよ 「冗談じゃない。こちらをなんとかしてくれ」 ということに

なる。

昨日の京都新聞の記事に 「車突っ込み客6人けが 福知山市の量販店」 というタイ

トルのものがあったが、その内容は


・・・・・・3日午前11:35頃、京都市福知山市のディスカウントショップJの駐車場で、

     綾部市の主婦Eさん (40才) の軽乗用車が客をはねたうえ、入口のドア

     を破って店内に突っ込んだ。

     福知山市の看護師の女性 (41才) が胸を強打するなど、客の女性5人と

     Eさんの次男 (8才) が打撲や切り傷などの軽いケガをした。Eさんにケガ

     はなかった。

     福知山署によると、軽乗用車は駐車中にバックで駐車しようとして後方のフェ

     ンスに衝突、急発進して別の乗用車にぶつかり、約50m先の店内に5m突っ

     込んだという。同署はEさんが運転を誤ったとみて調べている。

     110番通報した同店の店長は、「ガラスが割れる音がして駆けつけると、店外

     で一人が倒れ、お客さんが 『救急車』 と叫んでいた。運転していた女性は

     “パニック状態” だった」 と話している・・・・・・


というものである。

この記事を読んでまずよくわからないのは、事故の状況自体に関してである。「バックで

後方のフェンスに衝突」、 その後の 「急発進」 までは、まあ許せる?としても、「別の

乗用車にぶつかったにもかかわらず、 『50mも先の店内』 に突っ込んだ」 といえば、

相当の “勢い” があった、つまりその 「急発進」 直後のスピードが尋常ではなかった

ということではないだろうか。

運転していた主婦も自らの次男を同乗させていたくらいなので、事故の前までは一応精神

的な問題はなかったと思うが、警察のいう単に 「運転を誤った」 という程度では片づけら

れないレベルである。それにしても、被害に遭ったショップ店長の 「運転していた女性は 

“パニック状態” だった」 というのがその通りだとすれば、被害者からは 「“パニック状態”

になるのは 『こっちの側だよ』」 という声が聞こえておかしくない。

“パニック状態” に陥るのは個人の勝手だが、少なくともステアリングを握って公道その他

に出ている際にそうなるのは、決して許されることではない。まして自分の責任で事故を起

こした後にこそ、“より冷静に” 負傷者の手当てなどに奔走しなくてはならないのである。

イザという時に、自分が勝手に “パニック状態” に陥って責任ある行動がとれない可能性

のある人は、自動車運転免許返納を検討すべきといえよう。


散歩の途中で他の犬にからまれて
“パニック状態” に陥り、飼い主に
なだめられる!?     こじろう
            






  


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2010年11月06日

『ウソのようなホントの偶然』???

以前 「こじろう117」・・・“素っ頓狂” な事件!!!で取り上げた “トピック” など、

どこかに吹っ飛んでしまうような 「ウソのようなホントの偶然」 が先日、南日本新聞

の記事に出ていた。

そのタイトルは 「盗んだゲーム機の売却先に持ち主 会社員逮捕」 で、内容は、


・・・・・・鹿屋署は3日、窃盗の疑いで鹿屋市内の会社員男 (25才) を逮捕した。

     逮捕容疑は、2日午後5:20分ごろから同8:50の間に同市の電器店駐車

     場にとめてあった同店アルバイト男性 (28才) の軽自動車から、携帯ゲ

     ーム機やゲームソフトなど7点 (時価1万3900円相当) を盗んだ疑い。

     同署によると、会社員は7点のうちゲーム機など4点を売ろうとして同電器店

     に持ち込んだ。カウンターで対応した従業員が軽乗用車のアルバイト男性で、

     自分のものだと気付き発覚した・・・・・・


というものである。

まずこの容疑者、盗品を売るにしても、その “タイミング” や “場所” などについては、

まったく考慮しなかったのだろうか。一刻も早く現金化したかったのかもしれないが、まさ

にその 「盗んだ現場そのものともいえるところで売ろうとした行為」 は、いくらなんでも

「ムチャ」 というものではないか。

それにしても今回、「その盗品が 『買い取り』 担当の従業員その人自身のものだった」

という出来すぎた偶然も、この容疑者にとってはあまりに不運?であったことは疑いない。

小説やTVドラマの脚本としてすら、 「その設定は少し無理があるのでは」 と、読者や視

聴者に思われても不思議でないくらいだからだ。

もっとも犯罪に関することではないにしても、日常生活の中で 「出来すぎた偶然」 と思わ

れる場面に遭遇することはそれほど珍しいことではない。「非常に混雑した通りで、『普段

この人だけには会いたくない』 というまさに 『この人』 に遭遇すること」 なども、

その例であるし、「数十年間接触のなかった人がたまたま夢に出てきたと思ったら、数日

後まさにその人自身から電話がかかってきた」 ということも自分自身で経験している。

小学生くらいのころよく、「自分の生活の様子はどこかから撮影されていて、その場にいな

い人たちが別のところで、その一挙手一投足を眺めているのではないか。だから何か悪い

ことをすれば、すぐわかられてしまうのでは」 とか、「自分では 『偶然にすぎない』 と

思うことでも、実際には 『あらかじめそうなることは決まっている』 のでは」 などと考え

たことがある。

いくつになっても、「時にはそういう気持ちを抱いてみることがいいかもしれない」 と今回

の事件を通じて考えさせられた次第である。


その時望んでいることが、偶然飼い主の
それと一致し、大いに機嫌がよくなるこ
とのある!?        こじろう







  


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2010年11月05日

『年齢差』 も 『国境』 もない???

こと “恋愛” に関して、「年齢は関係ない」 とか 「国境はない」 とはよく言われるが、

「いくらなんでもそれはないだろう」 ということがある事件の関連で某紙の記事に出ていた。

そのタイトルは 「求婚された外国人に頼まれ・・・覚せい剤密輸容疑 71才の女を逮捕」

で、内容は、


・・・・・・大阪府警関西空港署は1日までに、スーツケースに覚せい剤約3.9キロ (末端

     価格約3億5242万円) を隠し関西空港に密輸したとして、覚せい剤取締り法

     違反 (営利目的密輸) の疑いで、大阪府の無職女性 (71才) を逮捕した。

     同署や大阪税関関西空港税関支署などによると、同容疑者は 「日本で知り合い、

     求婚されたナイジェリア人の男 (37才) とエジプトで落ち合って旅行した。

     『スーツケースを取り換えて』 と頼まれ1人で帰国したが、覚せい剤が入ってい

     るとは知らなかった」 と否認している。

     同税関支署などは、恋愛関係になった女性に薬物入りのカバンなどを預け 「運

     び屋」 に仕立てる 「ラブ・コネクション」 と呼ばれる可能性もあるとみている。

     この手口は昨年全国で4件摘発され、うち3件が関西空港での摘発だった。

     逮捕容疑は、10月5日、エジプトからドーハ経由のカタール空港で関西空港に到

     着した際、二重に細工したスーツケースの底に隠した覚せい剤約3・9キロを持ち

     込んだ疑い。エックス線検査で発覚した・・・・・・・


というものである。

この事件、不可解な点を挙げればキリがないが、まずこの71才の女性容疑者。「37才の

ナイジェリア人から求婚され、エジプトで落ち合って旅行した」 というだけでもビックリ仰天

である。“国際結婚” は今の時代決して珍しくないし、“年齢差婚” も芸能界などでよくみ

られるものである。しかし、それにしても女性の方が年下であるのが一般的であるし、また

その年齢差 “34才” はいくらなんでも 「激しすぎる」 というものだろう。ソフトバンクの

ぺタジーニ選手でさえ、年上夫人との歳の差は25才である。

さらにいくら 「旅慣れている」 とはいえ、「エジプトで落ち合い旅行した」 とか 「 『スー

ツケースを取り換えて』 と頼まれ、それにスンナリ?応じて一人で帰国した」 というのも

「まともな神経の持ち主とは言い難い」 と感じさせられる。

それゆえにこの女性の供述を 「事実として信じろ」 と言われても、それにはかなり無理

があり、むしろ 「口から出まかせ」 ないし 「共犯として計画的に仕組まれたもの」 と考

えるのが妥当であろう。この事件に関してだけいえば、大阪税関関西空港税関支署による 

「『恋愛関係』 になった女性に薬物入りのカバンなどを預け 『運び屋』 に仕立てる 『ラブ・

コネクション』 と呼ばれる手口」 に当てはめようとする分析はかなりピントがずれているの

では、と考えざるをえない。

しかし、日常的に 「一般人の想像や常識を超える」 ことはそれなりに起こりうるもので、ま

さに 「事実は小説より奇なり」 の可能性もないとはいえない。常にいかなる事態も想定す

る覚悟は必要ということだろうが、自分の年齢になるとそれでは身体がもたず、「何につけて

もなるベくおだやかにしてほしい」 と願いたいものである。


「一般人 (犬) の想像や常識を超える」
ことをしてもかまわないと思っている!?
               こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月04日

イマドキの 『仕送り』 ???

個人的には 「仕送り」 というものは、一般には 「まだ社会人になっていない学生などに

親から、あるいは年老いた親に社会人となった子から、それぞれ金品などを送ること」 を意

味するものだと思っていたが、特に最近はそうともかぎらないようである。

昨日のY新聞に 「仕送りほしくて・・・31才、強盗被害とウソ通報」 というタイトルの記事が

あったが、その内容は、


・・・・・・長野県警茅野署は1日、同県茅野市の団体職員の男 (31才) を軽犯罪法違反

     (虚偽申告) の疑いで諏訪区検に書類送検した。

     発表によると、男は8月22日、自宅から自分の携帯電話で 「助けてください。縛

     られている」 と110番通報。駆けつけた同署員に対し、「知らない男たちに包丁で

     脅され、縛られて20万円位をとられた」 とウソの事実を申し出た疑い。

     同署は当初、強盗事件として捜査を始めたが、男が粘着テープを巻かれていたの

     に逃げようともがいた跡などがないなど、不審な点があり、事情を訊いていた。

     男は 「親からの仕送りを目的外のことに使ってしまい、犯罪に遭ったことにすれば、

     また仕送りを送ってもらえると思った」 と供述している・・・・・・・


というものである。

こういった 「自作自演」 の強盗についてはつい最近、この 「こじろう117」 でも何回か

取りあげているが、まず成功する見込みのない 「割に合わない?犯罪」 の最たるものと

いえるかもしれない。どんなに周到な準備をしても (大した準備をしていないことの方が多

いようだが) 必ず作りごとには 「ボロ」 が出てしまうからだ。

まあそれはそれとして、この事件で個人的に気になるのは冒頭でも触れたようにこの容疑

者、団体職員という立派な肩書?をもっていながら、なぜ 「仕送り」 、それもそれなりの額

だと推測されるものをこの年齢になって親から送ってもらっているのか、がよくわからない。

「目的外に使ってしまった」 との供述もあるが、それではその (仕送りの) 目的とは一体

何なのか、ということである。

それぞれの家庭には周囲や他人には理解できない、さまざまな事情があるのはたしかで

ある。しかし普通に考えて、親が子の面倒を一生みることはできないのが一般である。30

才を過ぎているからといって親からの 「仕送り」 を受けてはならないということはないが、

犯罪を仕組んでまで、つまりそれだけのリスクを冒してまで 「仕送り」 に依存する神経は

尋常とはいえないであろう。もっとも今の時代、「仕送り」 の定義が、かつてとはすでに異

なっているとしたら話はまったく別であるが・・・

(「こじろう117」・・・『一生が台無し』???・・・および 『自作自演』は難しい!!!・・・

参照)


人間に換算すればもう 「いい歳」 に
なっていても、自立などする気はさら
さらない!?       こじろう











  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月03日

『不謹慎?な名前』 とは???

以前 「こじろう117」・・・『よろこんで』 ばかりもいられない???・・・で取り上げた静岡

県で捕獲された 「かみつきザル」 についてその後の話題を、先日Y新聞の記事で見つけ

た。それは 「かみつきザルの名前募集中・・・不謹慎なものはダメ」 というタイトルで、そ

の内容は、


・・・・・・静岡県三島市は、同市の観光施設 「楽寿園」 で飼育中の 「かみつきザル」

     とみられるサルについて名前を公募することを決め、募集を始めた。

     100人以上にかみつき、一部の関係者から 「かみ子」 と呼ばれているが、

     同市は 「被害者も多い。不謹慎な名前にならないよう、よく検討して決めたい」

     としている。

     サルの体長は約60㎝、4~5才のメスとみられる。飼育を始めて以来、休日の

     入園者数は以前の3倍の約3000人に増えている・・・・・・・


というものである。

この市の担当者による 「不謹慎な名前」 という意味がよくわからないし、その理由との

関係も理解できない。「100人以上にかみついた」 ⇒⇒⇒ 「名前を公募する」 ⇒⇒⇒

「不謹慎な名前にならないように」 という図式に、大きな違和感があるからである。

このサルが飼育?されているこの市の施設、入場料がかかるかどうか知らないが、もしそ

うだとしたら、市民を中心に100人以上もの人にかみついた “加害者” を見世物にして

利益をむさぼろうとすることの方が、よほど 「不謹慎」 ではないか、と問われても仕方な

いだろう。

だが、だからといって 「処分してしまえ」 などというつもりは毛頭ないし、たくさんの人に

危害を加えたことへのせめてもの 「罪滅ぼし」 にせいぜい今後は見世物として働かせる

という発想もわからないではない。しかし、「被害者がたくさんいて、不謹慎な名前がつけ

られないように」 という配慮をするくらいなら、あえて 「名前をつける」 、しかも 「公募

する」 必要性は感じないし、最初からそんなことを言われてしまえば応募する側も他の一

般的公募と異なり、「一体どんな名前がふさわしいのか」 と大いに思い悩むことになるの

は必至である。

昨今、かつては街なかに出没することのなかった “野生動物” による被害事件が各地で

頻繁に発生し、行政の担当者もいろいろと大変だろう。しかし、だからといってあまり 「トン

チンカン」 なことを言われても、市民は困惑してしまうのだ。


自分につけられた 「名前」 についての
コメントは控えている!?   こじろう



  


Posted by こじろう117 at 05:03Comments(2)ペット

2010年11月02日

『なにも言えない・・・』!!!(その2)

「こじろう117」・・・『なにも言えない・・・』!!!(その1)・・・の続きである。

国内最大手食品メーカーの一つであるNハムが、故意に受注内容とは異なる商品を贈答品

として発送していた大不祥事については (その1) で述べた。いわゆる贈答品のようなも

のは一般に発注者側が最終的に送られた商品をみることはないため、受け取り側が何も言

わないかぎり、それが発注品と異なっていたり、品質等に問題があったとしてもそれを見抜

くことは難しく、場合によっては発注者 (贈る側) と贈られる側の間の関係に 「ヒビ」 が

入ってしまうなどの事態すら考えられる。

自分の身近で起こった例とはだいぶ以前の話であるが、自分の両親があるお世話になって

いる方に 「フルーツ」 を贈ったときのことである。両親とその方とはもう数十年に及ぶ親交

があり、互いにもう数え切れないほどの贈答を繰り返す仲である。それまで両親側からどん

なものをおくっていたかはよくわからないが、その時は両親の地元では一応名の通った老舗

の青果店 (フルーツショップ) に商品・金額を指定のうえ発送を依頼し、ほどなくして受け取

った方から 「お礼の電話」 をいただいたことで両親としては安心していた。

ところが、その受け取った方も、電話では両親に 「大変美味しくいただきました」 と言った

ものの、親しいがゆえにどうしてもそのままにしてはおけない事情があり、間接的に “息子”  

である自分の方へ、意を決して?連絡 (電話) をしてくれたのである。

その方とは両親を通じてもともと知った中ではあったが、普段連絡などいただくことはなかっ

たので、型通りの挨拶を交わした後、「先日もまたご両親から結構なものをお送りしていた

だいたんですよ」 と改めて言われたことを意外に思いながらも、「いえ、いつもお世話にな

っているばかりなので」 などと、ことばを返していると、

先方・・・ 「実は大変申しあげにくいのですが」

当方・・・ 「何か失礼なことありましたか」 

先方・・・ 「いえ、そのご両親から送っていただいたフルーツなんですが」

当方・・・ 「はい」 

先方・・・ 「いつもご両親からは大変高価で素晴らしいものばかりいただいているので、

      『もしや』 と思い電話したのですが、その送っていただいたフルーツが・・・」

当方・・・ 「もしかして傷んだりしていましたか」 

先方・・・ 「実はそういうものも混じっているだけでなく、それ以外にも形が不揃いで、ど

       う見ても普段ご両親から送っていただくものとあまりに違うものですから」

当方・・・ 「それは大変失礼いたしました。△△さんにとっても非常に言いづらいことを

       わざわざありがとうございました。早速両親に連絡して業者の方に確認して

       みます」

という会話が続いたのである。

その後即座に両親に連絡を取ったところ、「あの店がそんなことをするとは信じられないが、

すぐ確認してみる」 ということになったが、どうもその頃新しく入った従業員が 「いい加減

な仕事」 をしたことがわかった。それ以降両親はその店を一切使わなくなったのはいうまで

もないが、それまで信頼していろいろなところに発送を依頼していただけにそのショックは大

きかっただろう。イヤ何より、もし先の知人による貴重な 「情報提供」 がなければ、結局

その後もせっかくフルーツを贈った人々から不信感を買い続けるのは “フルーツ店” では

なく “両親” だったわけで、それを考えると空恐ろしくなり、「本来はありえない情報提供

が、いかにありがたかったか」 ということになるのである。

「こんなことを言っては申し訳ない」 と思う場面は日常たくさんあるが、それだけ自分自身も

周囲の人からそのように思われている可能性があることを認識しておくことが肝要である。


飼い主に 「こんなイタズラをするとは
信じられない」 といわれることを何と
も思わない!?       こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年11月01日

『なにも言えない・・・』!!!(その1)

「おかしい」 とか 「何か変だな」 と思いながらも、立場上何も言えなかったり、言うこと

をためらわざるをえないことはよくある。またそれ以前に、そのこと (「 おかしい」 とか 

「何か変だな」 と思われるようなこと) 自体に気づくことすらできない場合がある。

昨日の某紙記事に 「Nハム、注文と違う1万6千本発送」 というタイトルのものがあった

が、その内容は、


・・・・・最大手食品メーカーのNハムは29日、今年の中元と昨年の歳暮用ギフトで、注文と

    異なるハムやソーセージなど計1万6561本を発送したことがわかったと発表した。

    このうち2273本が実際の金額を下回る商品。社員が発送の遅れを防ごうと、受注

    内容とは異なると知りながら発送していた。問い合わせは ・・・・・


というものである。

“Nハム” といえば、プロ野球の球団を所有するほどの我が国を代表する最大手食品メーカ

ーである。まさか 「一部社員が行なったこと」 などという言い訳はないと思うが、品質等の

問題ではないにせよ、今まで営々と築きあげてきた同社に対する信用、信頼を一気に喪失し

てしまうほどの大不祥事であるといえよう。

しかし、この記事を読んで個人的に言いたいのは 「Nハム、けしからん」 ということではな

い。このような 「贈答品」 等に関しては、たとえこのような業者側の不正があったとしても

「それに気づいたりそれを見抜いたりすることが極めて困難であり、したがってなかなか発覚

しにくい」 ということである。というのも、他の買い物と異なり、贈答注文の場合は実際に商

品そのものを見て確かめることができるのは 「購入者 (発注者) 」 ではなく、贈答され

る側だからである。中には人から 「もの」 をいただいているにもかかわらず、それについて

いろいろという人もいるが、最低限の一般常識をわきまえた人は 「いただいたものに対して、

あれこれという」 ことを潔しとはしないものである。したがって 「送られてくる」 ものを事前

に知らされていない限りは、そのまま 「ありがたくいただく (受け取る) しかない」 わけ

である。よしんばその商品名くらいはあらかじめ送り主から告げられていたとしても、その詳

細な内容 (中身) や品質、価格などまでは聞いていない可能性が高い。したがって本当に

送り主が発注したものかどうかは、結局わからずじまいになってしまうのである。それはさらに

「いただいたものだから何もいえないが、今回送っていただいたものは 『あの方』 にしては

いつもとちがって少しお粗末では・・・」 ということになりかねず、原因を作った業者ではなく、

「送り主」 の方が不信感を抱かれてしまうから始末が悪い。ことに今回のNハムのような超

がつく有名企業の場合は 「まさかNハムほどの企業がそんなことはしないだろう」 と考えら

るのが普通だからなおさらである。

以下、大手企業等によるものではないが、かつて自分の周囲で起こったそのような例と、この

手の問題の始末の悪さについては「こじろう117」・・・『なにも言えない・・・』!!!(その2)

で触れたいと思う。


飼い主以外の人からいただいた 「オヤツ」
に、つい好き嫌いの表情を出してしまうこと
のある!?           こじろう



  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット