こじろう１１７

長々と続く　「コロナ禍」　のせいで、それまで一般的でなかったもの

が続々と　「あたりまえ」　になりつつあるなか、その一つに関する昨

日の某紙　「　“テレワーク成り金”　が急増中？　 １年で貯蓄額２倍

増の強者も」　というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・「気づけば１年以上、ほぼ在宅勤務で出社していません」　とは

　　　金融系企業に勤める40代の剛さん。都内で一人暮らしをしている。

　　　４月から出社の　“リハビリ”　を始めていたが、３度目の緊急事

　　　態宣言が発令されさらに延長。元の生活に逆戻りしている。

　　　「長時間の在宅で光熱費はかかるようになりましたが、会社から

　　　毎月、通信費の補助が出るのでトントンです。飲みに行かなくなっ

　　　てデリバリーもすぐ飽きて自炊するようになったので、確実に食費

　　　や洋服代は減りました。この１年で貯蓄額は２倍増です」　（剛さん）

　　　剛さんは　「精神的にきつい時もありますが、もう在宅も慣れてき

　　　た。海外駐在員がリッチになって帰国するのと同じで、私は　“テレ

　　　ワーク成り金”　です」　と笑う。

　　　テレリモ総研の昨年の実態調査　（テレワークの経験がある全国

　　　の男女1077人が対象）　によると電気代、ガス代、水道代、食費、

　　　交通費、遊興費のうちテレワークで出費が　「増えた」　という回

　　　答が半数を超えたのは電気代　（67％）　のみでそれ以外は　「変

　　　わらない」　か　「減った」　が多数派だった。

　　　生活経済ジャーナリストは　「家族構成にもよりますが、損得勘定

　　　でいえば、在宅勤務の方が　“お得”　でしょう」　と、こう続ける。

　　　「この４月から外出する機会が増えたんですが、外に出るとランチ

　　　代はもちろんのこと、コーヒーにお茶、さらに突然の雨でビニール

　　　傘やソックスを買ったりと　“ちょこちょこ買い”　で１日2000円ぐら

　　　い使うこともありますからね」

　　　外出着のクリーニング代に加えてタクシー代といった　“想定外”

　　　の出費もある。

　　　「ステイホームの時はわが家も電気代が40％ほど増えましたし、

　　　Wi-Fiの接続が悪くて機器を新しくしたなんて出費もありましたが、

　　　在宅勤務の方がお昼は残り物で済ませるとか明らかに節約しや

　　　すい。今後コロナ禍が収束して出社が増えた場合、いかに　“ち

　　　ょこちょこ買い”　をしないかが節約の鍵になるでしょう」　（ジャ

　　　ーナリスト）

　　　ある30代の証券マンは　「テレワークの周辺機器を自腹で充実

　　　させたりと出費がかさんだのは最初のうちだけ。今は会社から

　　　会食を禁じられているので、飲み代を領収書で切れないのは痛

　　　いですけど。まさかリモート飲み会の酒代を会社に請求するわけ

　　　にもいきませんからね」　と苦笑する。

　　　意外と　“テレワーク成り金”　は多そうだ・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

これだけ　「テレワーク」　があたりまえになると、もはや以前のように

フツウに　「出勤」　することがいろいろな意味でできそうにない・・・と

いう人も増えているようだが、それはともかく、家から出る機会が少ない

ほど　「出費が少ない」　＝　「貯蓄が増える」　のはまあ当然。

もっとも、そのぶん　「精神的ダメージ」　「ストレス蓄積」　といった負

の面を避けて通れないのもたしかで　「お金などいくら貯めて　（あっ

て）　も、使わ　（使え）　なければ意味がない」　というある種、ぜい

たくな悩みもこれから増えてくる・・・かもしれない。


「貯めるより使う」　をモットーに
したい！？　　　　　　こじろう