こじろう１１７

「旅番組」　とならんで　「グルメ番組」　的なものが相変わらず人気が高

いようだが、その中でどうしても気になってしまうのが　「食レポ」　の出来

・不出来。　

そこで昨日の某紙　「秀逸？　それとも駄レポ？　キンプリ・岸優太の超

個性的な　『食レポ』　」　というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・King ＆ Princeの岸優太が　「ザ！鉄腕！DASH！！」　に出演。

　　　　　独特な食レポを披露し共演者から総ツッコミを受けた。

　　　　　岸は国分太一と新宿のベース基地のイチゴ畑を訪れ、120年前に

　　　　　国産第1号として誕生した　「福羽いちご」　を実食。　「イチゴの概

　　　　　念が変わりました。今までのイチゴの甘さじゃなくて、なんていうん

　　　　　だろうなあ、アメリカンな甘さっていうのかな」　とコメントし周囲は

　　　　　大爆笑。国分からは　「日本のイチゴなのにアメリカンな味なの？」

　　　　　とツッコミを入れられていた。

　　　　　個性的な食レポは、過去の出演番組でも披露している。

　　　　　「去年放送された番組　『発見！　ひらめきマネー　そんな仕事あっ

　　　　　たんだ』　ですっぽんを食べた際　『うわぁ柔らか！　想像以上に』

　　　　　とその食感に驚きながら　『シンデレラガールくらい潤っている』　と

　　　　　コメントしてスタジオは大爆笑。これはもちろんKing ＆ Princeの大

　　　　　ヒット曲　『シンデレラガール』　をかけたものです」　（女性誌記者）

　　　　　また、過去に放送された番組　「真夜中のプリンス」　でホルモンを

　　　　　食べた折は　「口に入れた瞬間ホルモンってわかりますね」　とコメ

　　　　　ント。当たり前すぎるこの食レポに共演者たちから　「見てるからや

　　　　　ろ！」　とこれまたツッコまれる始末。同番組ではほかにも　「トマト

　　　　　を使ったイタリアンすき焼き」　という料理を食した時　「辛みを、辛

　　　　　みじゃなくて、甘み、トマトを拾ってくれて、すき焼きたちもいます」

　　　　　としどろもどろに食レポ。共演した俳優・内山信二から　「食わせ損

　　　　　だわ！」　と言われる羽目となった。

　　　　　そんな岸だが、事務所の大先輩である堂本光一に食レポを褒めら

　　　　　れたこともある。

　　　　　「　『KinKi Kidsのブンブブーン』　の　“ソバの名店でオトナ体験”　と

　　　　　いう企画で出された絶品ソバを食した際　『口に入れる瞬間から香

　　　　　りが広がって、粗挽きの舌触りといい、のどごしが初めての感覚で、

　　　　　大人の階段はこれかっていう』　と見事に食レポをやってのけ、そ

　　　　　れを聞いた光一は　『　（岸）　意外と食レポうまいんだよな』　と感

　　　　　心していました」　（芸能ライター）

　　　　　出来の差が極端な岸。果たして彼の食レポはアリかナシか・・・・・

　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

上記の岸優太の例にかぎらず、特に芸能人のそれは　「個性的」　といえ

ばまだ聞こえがいいが、実際は表現力がない、低教養なだけ・・・と断じた

い向きは結構いるだろう。また局アナなどの場合は、明らかにあらかじめ

用意した原稿をただ棒読みしているか、もしくはそれをもっともらしくなぞっ

ているだけ・・・という感じで、　「そんな程度の　『食レポ』　なら、いっその

ことない方がまし。映像・画像だけ流してほしい」　という　「グルメ番組」　が

少なくない、のもたしか。

その昔、元プロ野球選手で引退後はタレントとしても活躍した江本孟紀

による、あるグルメ番組での　「極上のマグロのトロ」　を頬張った際の　

「うーん、　（説明の）　言葉はいらない」　という　「食レポ」　とは言えない

「食レポ」　がやはり忘れられない。


「食レポ」　に興味はあるが、自分が
それをしたいとは思わない！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　こじろう