こじろう１１７

「脱サラ」　したいと思う人はいくらでもいるだろうが、実際にそれに踏み切

れるかどうか、は完全な別問題。

さて昨日の某紙　「水卜麻美アナ、フリーより　“一生局アナ”　が賢い理由　

将来は役員の道も」　というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・テレビ局にとっても年度替わりは大きな変化のタイミング。

　　　日本テレビでは水卜麻美アナ　（33才）　が朝の情報番組　『ZIP！』　

　　　の総合司会に就任した。　「好きな女性アナウンサーランキング」　で

　　　常に上位にランクインする水トアナは以前からフリーになったほうが稼

　　　げる、というのが　“定説”　だったが、今は局アナを続ける水卜アナは

　　　賢いのでは、と言われている。

　　　「人気アナがフリーに転身すれば収入は１ケタ増えます。たとえばTBS

　　　の安住紳一郎アナはフリーに転身すれば年間数億円は稼げると言わ

　　　れています。ただ昨今のテレビ業界は迂闊な言動１つですべての仕事

　　　が吹っ飛ぶ時代。コロナ禍でイベント司会などの　“おいしい仕事”　が

　　　激減しているうえ、仕事の単価もどんどん下がっています。かつてほど

　　　うまみがないのは事実です」　（エンタメ誌ライター）

　　　たしかに不倫や不祥事、失言などで　“一発退場”　を求められたタレン

　　　トは多く、フリーになるのは非常にハイリスク。それ以外にもフリーが厳

　　　しい理由は存在する。

　　　「ここ数十年、テレビはエンタメ界の頂点に君臨してきましたが、スマホ

　　　やネットの普及で　“テレビ離れ”　が起き、広告収入はどんどん減少。

　　　そこにコロナ禍もあいまって各局とも経費削減が至上命題になってお

　　　り、情報番組やニュース番組ではなるべくタレントを使わずに局アナを

　　　使う傾向が顕著です。華やかに見えるテレビ業界も一歩裏に回れば

　　　“火の車”　といったところだが、だからこそ　“骨を埋める”　というの

　　　は１つの有力な選択肢のようだ。

　　　「水卜アナが目指すべきロールモデルはテレ朝の大下容子アナやテ

　　　レ東の大江麻理子アナでしょう。大下アナはアイドル的なもてはやさ

　　　れ方をしたことはありませんが、報道番組でもバラエティー番組でも

　　　安心して見られる女子アナとして着実に評価を高め、役員にまで上

　　　り詰めました。現在は局アナとしては極めて異例の自身の名前を冠

　　　した　『大下容子ワイド！スクランブル』　も担当。女子アナの人生

　　　プランの1つの理想を体現しています。一方の大江アナも局アナとし

　　　て着実にステップアップしている女子アナのひとり。報道の最前線で

　　　バリバリと活躍しています。日テレ局内には水卜アナを囲む　『水ト

　　　会』　という派閥が存在するほど後輩アナから慕われていますし、

　　　上層部も好感度抜群の彼女がフリーに転身しないように必死に引

　　　き止め工作を行っているほどで、評価は最高クラスです。最近で言

　　　えば田中みな実や鷲見玲奈はフリーに転身して成功しましたが、宇

　　　垣美里は苦戦しており小川彩佳や加藤綾子は担当番組が低視聴

　　　率で打ち切りの噂が絶えません。局アナでい続ける限り同年代の

　　　会社員よりはるかに高い収入は約束されますし、局内外での評価

　　　を高めればいずれは役員になるという目もある。堅実な道を目指す

　　　ならフリー転身するよりも局アナでいるほうが賢いのかもしれませ

　　　ん」　（キー局関係者）

　　　『ヒルナンデス』　→　『スッキリ』　→　『ZIP』　と、人気情報番

　　　組を次々と担当し人気も知名度も向かうところ敵なし。　「人気女

　　　子アナ　＝　フリー転身」　の常識は過去のものになりつつある

　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「一匹狼」　として成功する人もいることにはいるが、組織の中でこそ実

力が発揮できる人の方が圧倒的多数であるのはたしか。一般社会でも

思い切って　「脱サラ」　してみたはいいもの、その後に悲惨なことにな

って　「こんなハズじゃなかった・・・」　などと泣きを見る例はいくらでも

あるだけに、こういう話はなんとも、だろう。

まあ、水トアナの場合はたとえフリーになっても　「大食い」　という最

高の特技を活かして準タレントとして活動できる・・・との見方もあるが、

いざ　「　（大食い）　ファイター」　となれば、他にトンデモナイ猛者が

いくらでもいる厳しい世界に入ることもたしか。このままずっと局アナと

して過ごす方が安全・安心なのは疑いない。


「大食い」できることは歓迎だが、それ
を職業にしたい、とは思わない！？
　　　　　　　　　　　　　こじろう