こじろう１１７

「多少、疑わしくても確かめようがない、信じるしかない」　といったもの

は身の回りにまずまず存在するが、そこで昨日の某紙　「　『ハイオクの

品質ほぼ同じ』　業界トップが認めちゃった…」　というタイトルの記事の

内容は、


・・・・・・「各社のハイオクの品質はほぼ同じ」

　　　　　石油業界トップが身もふたもない事実を認めた。

　　　　　ハイオクガソリンの混合出荷問題を暴いたメディアによると、石

　　　　　油元売り各社などでつくる業界団体　「石油連盟」　の杉森務会

　　　　　長　（ＥＮＥＯＳホールディングス会長）　が定例会見で　「ハイオ

　　　　　クは独自商品じゃなくなった。　（レギュラー同様に）　今は汎用

　　　　　品のひとつ」　とも開き直ったという。

　　　　　混合出荷問題は石油元売り各社がタンクを共同利用したり、他

　　　　　社製品を買い取って自社製品として販売していた問題。　「ブラ

　　　　　ンド」　を信じてきたスタンド経営者や消費者を裏切る行為だと

　　　　　批判の声が上がっている。

　　　　　また、これまでにハイオクの独自性能を宣伝してきた元売り企業

　　　　　には虚偽宣伝の責任も問われかねない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

以前、あるガソリンスタンドの　「ハイオク」　と書かれたホースから　「レ

ギュラーガソリン」　が　（　「ハイオク」　の料金で）　ずっと供給されてい

た・・・という報道がされて話題になったが、そこの利用者のなかに、そ

の事実が明らかになるまで　「実際は　『ハイオク』　ではないのでは」

と疑うことのできた人がどれくらいいるのか・・・、大変に興味深かった。

食品関連でいえば　「黒毛和牛」　と　「オージービーフ」　「USビーフ」　

の違いはまあ、フツウの人にもわかるだろうが、その　「黒毛和牛」　の

なかの　「△△産」　と　「◇◇産」　に関して、しかもそれぞれが焼かれ

た状態で出てきたものを　（口に入れて）　間違いなくどちらかを言い当

てる・・・のはなかなか難しいハズ。

それなりの高価格設定がされているすし店などで　「やはり△△産は

違うな」　などと、したり顔でエラそうなオヤジたち。何も考えずそう言

っているとしたら能天気でスバらしく、それなりに長生きするのは間違

いない。


本質を見抜く能力は飼い主の比では
ない、と言いたい！？　　　　　こじろう