こじろう１１７

飲食店などの　「　（サービス）　クーポン」　。利用する側だけでなく、それを提

供する側にもそれなりのメリットがある・・・のは疑いない。

そこで昨日の某紙　「もう二度とくるか！　客が激怒　『飲食店でのクーポン・ト

ラブル』　３選」　というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・・近年、当たり前に目にするようになった　「サービスクーポン」　。

　　　　　利用者に　「飲食店でのクーポントラブル」　を調査してみた。

　　　　　（１）　品数などを変えて割引クーポンの料金に見合ったコースにする

　　　　　　　　「たまに行く料亭のコースの半額クーポンをゲットしたんですが。　

　　　　　　　　『クーポンを使用する際は、事前にお伝えください』　とあり、注文

　　　　　　　　前に言いました。　『あのコースが半額は嬉しいなぁ』　と待ってい

　　　　　　　　ましたが、届いた料理を見てドン引き…。いつもに比べてお刺身や

　　　　　　　　天ぷらの具がせこくなっているし、小鉢やご飯の量も少なくて。ク

　　　　　　　　ーポンで　『元の値段からこんなに安くなります』　と謳っているけ

　　　　　　　　れど、元のコースを知っているため、お得感はなく…。またそのク

　　　　　　　　ーポンを使用する時は半額クーポンとは別に五千円以上注文しな

　　　　　　　　いといけない決まり。払った総額はいつもより高くなり、逆に損した

　　　　　　　　気分でした」　（男性・30歳）

　　　　　　（２）　店主に　「そんな毎回、毎回クーポン使わないでよ」　と言われる

　　　　　　　　　「その焼き鳥屋はずっとグルメサイトで10%オフのクーポンを発行

　　　　　　　　　していて、初来店だけでなく、何回来店した人でも使用できるよう

　　　　　　　　　になっています。そこのお店に友人たちとハマってよく行っていて

　　　　　　　　　そのたびにクーポンも使用していたんですが。ある日いつもと同

　　　　　　　　　じようにクーポンを出したら、店主が　『そんな毎回、毎回クーポン

　　　　　　　　　使わないでよ。うちのお店つぶれちゃうよ。こんな頻繁にくるくらい

　　　　　　　　　気に入っているなら、定価でもいいじゃない』　と、文句を…。だっ

　　　　　　　　　たらクーポンなんて出さなければいいのに…という感じだし、クー

　　　　　　　　　ポンがないならもっと違うお店行くし」　（男性・26歳）

　　　　　　（３）　「あそこはクーポン客だから早く帰ってもらって」　と言われる

　　　　　　　　　「都内のお好み焼き屋に、クーポンを使っていきました。料理を食

　　　　　　　　　べ終わり、女友達と喋っていたら、店員が私達のほうに水を注ぎ

　　　　　　　　　にこようとしてくれたんです。その瞬間、店長らしき人がその店員

　　　　　　　　　さんの腕をガッと引っ張って止めて　『あそこはクーポン客だから

　　　　　　　　　水は注がなくていい。早く帰ってもらって』　と。クーポンで割引さ

　　　　　　　　　れているとはいえ、無料ではなくちゃんと料金を払っているし、そ

　　　　　　　　　んな敵対視するような言いかたをされるなんて心外。美味しかっ

　　　　　　　　　たから次は通常の値段でも来たいな…と思っていましたが　『もう

　　　　　　　　　二度とくるか！』　という気持ちになりました」　（女性・26歳）

　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

だいぶ以前にＮ市の某人気ラーメン店で自身が目にした光景。初老の男性が

一人で入店、ラーメンを注文する際に一枚のハガキを取り出して店員　（店主

の夫人？）　にそれを見せた瞬間、カウンター内の店主、店員からそれまでの

笑顔と愛想が消え、ムスッとするなど態度が一変。食べ終えたその客が店を

出る際にも　「ありがとうございました」　の一言すらない、ということがあった。

その　「ハガキ」　は地元の情報誌などで応募し当選した　「ラーメン一杯無料

券」　的なものと推測されたが、傍でその様子を見ていた側の自分の方もなん

となく気まずくなり、その　「人気店」　にそれ以降、訪れることはなくなった。

冒頭でも触れたように　「サービス・クーポン」　にせよ　「無料招待券」　にせよ

店側にメリットがなければそもそも発行する必要がないもの。それで客の側に

結果的にイヤな思いをさせ客足が遠のくのであれば出さなければいい・・・だ

けのハズだが。


飼い犬にも飼い主側から　「お得なクーポン」
をたまには出してほしい！？　　　　　こじろう