こじろう１１７

何気なく目にしたテレビ番組で　「あ、この人が出ているんだ」　と、そのまま

見続けてしまうことは珍しくない。

さて昨日の某紙　「　『四字熟語とか、とにかく字が好きで生まれてきたから』　

by 滝沢カレン」　というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・・・「おかしな日本語」　を話すことで注目され、いまバラエティーに引っ

　　　　　　張りだこのモデル・滝沢カレン　（２４才）　。そんな彼女がＮＨＫの

　　　　　　「高校講座」　の生徒役に抜擢された。国語の基本を学ぶという番

　　　　　　組である。だが、本人は国語が得意だったと言い張っている。

　　　　　　彼女は父親がウクライナ人で母親が日本人のハーフ。だから、海

　　　　　　外で育って日本語がおぼつかないのかと思ったら、そうではない。

　　　　　　生まれも育ちもずっと東京なのだ。

　　　　　　言葉遣いに厳しい祖母に育てられた。滝沢いわく　「古文まじり」　の

　　　　　　言い回しを使っていたという。彼女が　「～～とでも言うのでしょうか」

　　　　　　とか、　「まるで～～かのような」　というような文語的な言い回しを使

　　　　　　うのはその影響なのだろうか。

　　　　　　同級生からも日本語がおかしいと指摘されてはいたが、彼女は自分

　　　　　　ではそうは思わず、友達の方を　「ウソつき」だと思っていた。なぜなら、

　　　　　　学生時代はずっとイジられキャラ。そのイジリの一環と思っていたのだ。

　　　　　　ちなみに　「本好き」　を自称する彼女は生まれてから読んだ本がどれ

　　　　　　くらいかと聞かれ、少し考えてから　「３０冊は絶対いってます」　と答え

　　　　　　ている。

　　　　　　「四字熟語が好きで生まれてきた」　というように、彼女は人を四字熟

　　　　　　語で表すのが得意だという。たとえば、中居正広は　「支配抜群」　、笑

　　　　　　福亭鶴瓶は　「快楽名人」　、関口メンディーは　「生涯踊子」　、尾上松

　　　　　　也は　「単独行動」　。ほとんどが造語じゃないかというツッコミはもはや

　　　　　　無意味だ。

　　　　　　芸能事務所に入るとその言葉を直すようにアナウンサー学校に通うよ

　　　　　　うになった。だが、いまのマネジャーと出会い　「これはあなたの個性。

　　　　　　隠すな」　と言われた。　「個性だから壊しちゃダメ」　だと。そのおかげ

　　　　　　で　「初めて、ずっと心に閉じこもってた自分のやり方が開放できた」　と

　　　　　　いう。

　　　　　　国語を好きになったきっかけも担当教師の　「国語は答えがひとつじゃ

　　　　　　ないから間違えじゃない。自分を否定するな」　という言葉だった。

　　　　　　滝沢カレンは言葉を愛している。なぜなら、それこそが自分の個性を肯

　　　　　　定するものだから。たとえそれがおかしなものであったとしても・・・・・・

　　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

その周囲で一緒に笑っているタレントらの中に　「アンタには笑う資格がないの

では・・・」　と思わされる面々もチラホラいるが、それはともかく、テレビ番組の

中に　「滝沢カレン」　がいると楽しくて、つい見入ってしまうのはたしか。

ところで　「おバカ」　といえば、今の政権のツートップ　（　「汚物ボクちゃん」　と

「アソータロー」　が国民の中での最高峰。一度でいいからヤツらにフリガナ付き

原稿など渡さずに、自由にしゃべらせてみたいもの。もっとも、それを見て笑って

いられるかといえば・・・。


飼い主と見るテレビで　「滝沢カレン」　が出て
いると楽しくなる！？　　　　　　　　　　　こじろう