先日、 「こじろう117」・・・
野球拳踊りの 『歴史的和解』???・・・のなか
で、30年くらい前までは 「今の時代なら一発でアウト」 と思われるような
まずまず過激な内容のテレビ番組が結構フツウに放映されていた、という
ことについて取り上げたが、その関連で昨日の某紙 「年末 『笑ってはい
けない』 休止でTV界ざわざわ…落とし穴は? 激辛は? 無難な番組急
増も」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・15年にわたり放送してきた人気バラエティー特番 「ダウンタウンの
ガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ」 の
休止余波が止まらない。
日本テレビ、ダウンタウンの松本人志ら当事者たちが放送倫理・番
組向上機構 (BPO) の影響を否定したが、テレビ界を包む〝自粛
ムード〟は払拭できそうにない。
BPOの青少年委員会は先月下旬 「痛みを伴うことを笑いの対象と
するバラエティー番組」 について審議対象とすると発表。それから
約1か月後 「笑ってはいけない」 の休止が決まった。
松本は先日放送の 「ワイドナショー」 で 「今年の3月あたりでコロ
ナの終息もいまいち見えてない。この先さらにもっとということを考え
たときに難しんじゃないかという判断は3月ぐらいにしてますから」 と
説明。翌日には日テレ社長の定例会見が行われ、幹部は 「まった
く関係ない」 とBPOの影響を否定した。
放送するテレビ局、メイン出演者がそろって否定したが、それでも番
組休止のインパクトは想像を超えたものがある。
「 『笑ってはいけない』 は毎年、大みそかのゴールデンで民放地上
波1位を獲得してきた。そんな人気番組が終わるわけですから、影響
はなかったと言ってもやっぱりただ事ではないと感じざるを得ない。そ
ういう事情を考えると、今まで以上に 『痛みを伴う』 演出はできなく
なる」 (テレビ局関係者)
すでにバラエティー番組関係者の間では 「落とし穴はもうダメだよね?」
「ドッキリも難しい」 「辛い物を食べるのは?」 「ツッコミの時に頭をた
たくのはいいの? 」 などと〝新ガイドライン〟を探り合うような会話が
なされている。
「バラエティー番組は目立つことを恐れ、少しでも問題にならないように
自粛する流れ」 (前同) 。今まで以上に無難なトーク番組やクイズ番
組が増えそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
今の時代、特に 「いじめ」 「からかい」 のようにとられるモノが基本的にNG
であるのは当然だが、これまでその対象となり、リアクションすることを唯一の
「芸」 「ウリ」 としてきた芸人らにとっては仕事が激減・・・ということも結構あ
るだろう。
業界を取り巻く環境はいろいろと厳しくなるばかり・・・のようだが、 「無難」
な内容でも若者の 「テレビ離れ」 の加速に歯止めをかけるべく、さらにまだ
完全にはネットに入り込めない高齢者らのためにも、さまざまな工夫を凝らし
て番組作りをしてほしい。
「無難」 とはどういうことなのか、自問
している!? こじろう