日本酒は 『おつまみ』 次第???

こじろう117

2018年10月19日 00:03

「 『つまみ』 など一切なくても、いくらでも飲める」 というプロの? 「酒飲

み・のんべえ」 も巷にはそれなりに存在する。が、普通 (の人) は 「お

つまみありき」 「 (おいしい) 料理ありき」 で酒を飲むのが一般的では。

そこで昨日の某紙 「日本酒のおいしさ、感じ方はつまみ次第? 刺し身だ

と…」 というタイトルの記事内容は、


・・・・・・日本酒をどれぐらいおいしいと感じるか。その判断は直前にどんな

    「つまみ」 を口にしたか、で変わる――。一見、あたりまえに思える

    ような事実を研究で示した論文を龍谷大の伏木亨教授 (食品科学)

    らのチームがまとめた。日本農芸化学会の英文誌に発表した。

    20~40代の男女94人に新潟県の酒造の有名な銘柄 「久保田 千

    寿」 を飲んでもらい、直感的に味を評価してもらった。軽快でさっぱ

    りとした切れのいい味が特徴の吟醸酒で、あらかじめ銘柄について

    も伝えた。

    「もう一口飲みたくなるか」 「高品質なイメージを抱くか」 など約20

    項目の質問に5段階で回答してもらった。また、 「どのぐらいおいし

    いか」 を 「全くない」 から 「非常に」 までを直線にし、どのあたり

    に位置づけられるかを、印をつけてもらい、印の位置で評価を0から

    100点に当てはめた。

    これを 「清酒のみ」 、直前に 「ヒラメの刺し身を食べたとき」 「サ

    ワラのみそ漬け焼きを食べたとき」 の3パターンでどう変わるか調

    査。94人の平均で清酒のみ (70・5) に比べ直前が刺し身 (76

    ・7) と評価が上がった。一方、みそ漬け焼き (72・6) はそれほ

    どでもなかった。刺し身と清酒のみの差は統計的に意味があった。

    質問項目のなかでは 「やみつきになる味かどうか」 に関わるもの

    との関連が深く、うまみや甘みなど 「やみつき感」 がある味がこの

    清酒をおいしいと感じるかどうかのカギになるらしいことがわかった。

    こうした調査はどの酒にどの料理が合うのかを客観的に決める方法

    として活用できるという。伏木さんは 「日本酒の効果は料理の味を

    穏やかに消してくれること。もっと濃厚な味の酒だったらみそ漬けの

    時の方がおいしいと感じるのではないか」 と話している・・・・・・・・・


というものである。

論文として発表するのに 「94人」 のデータしかないのはどうなのか。さ

らにはその94人が 「日常的に日本酒をどの程度、嗜んでいるか」 などは

考慮されているのか、とか 「統計的に意味があった」 というほどの差が結

果に現れているのか・・・といった疑問を抱く向きもありそうだが、まあ、いず

にせよ自身のように 「料理 (おつまみ) が “主” で酒が “従” 」 である

タイプにとっては 「酒」 の味よりはまず 「料理」 。目の前に美味しいもの

がなければ酒は当然・・・必要ない。


「一度くらい酒というものを飲んで
みたい」 とは思わない!?
                こじろう

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