一般に 「自称△△」 というのにはロクな奴がいないが、そこで昨日の某紙
「30代と偽った70歳婚活詐欺師 『自称・金持ち』 が信用されず」 という
タイトルの記事の内容は、
・・・・・・・・「大企業に勤める30代のイケメンエリート」 と偽り、婚活サイトで
知り合った千葉県の女性(37)から320万円を騙し取った──。
今月9日、千葉県警が詐欺の疑いで逮捕したのは長崎在住で70
歳無職の大津俊容疑者。禿げ上がった頭など見た目は30代イケ
メンとは程遠いが、手口は大胆だった。
「今年1月に大津容疑者が暴行事件を起こし、その取り調べ中に
本人のものではないクレジットカードが見つかり、暴行と有印私文
書偽造などで浦上署が逮捕。そのカードの名義が被害女性だった。
女性とは2015年に婚活サイトで知り合い、翌年、女性からカードの
不正利用を疑われると 『探偵を使って犯人を捜す』 などとして計
320万円を振り込ませた。
2人のやり取りはほとんどメールやLINEだったようですが、大手自
動車会社の社員と偽り、赤の他人の男性の写真を送って信じ込ま
せたようです。ネット上には大津容疑者に騙されたという女性の告
発が複数出てきており、警察は余罪があるとみて捜査中です」 (捜
査関係者)
30歳以上サバを読み、女性からカネを巻き上げた大津容疑者はど
んな男なのか。同じアパートの住民で、部屋を行き来する仲だった
という男性はこう話す。
「この辺では本名とは違う名前を名乗っていた。飲みに行く以外はい
つも部屋にいて、自分は元船長で妻は銀座でクラブを経営していて
タワーマンションを1億円で買ったなんて話していましたが、ここは家
賃が月に2万~3万円だよ (笑い) 。部屋には学生時代に流行った
ブランドの服があって、いつもキツい匂いの香水をつけていたね」
大津容疑者が通っていた飲食店のママもこう話す。
「私に 『服を買ってやる。もう注文した』 とオーダー専門店の名前
を挙げていたのですが、届かないからそう伝えたら『まだ送ってない
のか』 とお店のせいにしていました。大手重工メーカーの重役と言
いながら、2400円の焼酎ボトルを入れる時に値段を気にしていたの
で、誰も言っていることは信用してませんでしたね」
そう聞くと “手練の詐欺師” にはとても思えないが、それでも複数
の若い女性を手玉に取っていたのだから、ネット上では “若々しさ”
を演じ切れていたということか。勾留された大津容疑者は 「最近、
物忘れがひどくてよく覚えていない」 と供述している。そこだけは
“年相応” に戻ったのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
婚活をするうえで、相手 (特に男性側) の 「職種」 「経歴」 「学歴」 「収
入」 「資産」 などにある程度の関心をもつのは当然だが、そういったもの
だけに惹かれ、実際の人柄など全くわからないまま金銭をつぎ込んで詐欺
被害に遭う・・・。だます方はもちろん悪いが、そういったケースではだまされ
た側にも同情の余地はほとんどない、というもの。そもそもメールやLINE上
のやり取りだけの関係なのに相手にカードを預ける?ようなことも全く以って
信じ難く、同様の被害が後を絶たないのは本当に不思議・・・としか言いよう
がない。
「自称△△」 の 「△△」 にあたるもの
は特にない!? こじろう