「お礼でいただいたお菓子の箱を開けてみたら (個別包装になっているとはい
え) 本来入っているはずの数より明らかに2~3個少なかった (一度開けて、
すでに一部食べられていた) 」 という話を知人から聞いたことがある。
さて昨日の某紙 「箱開けたら 『食べかけ』 クリスマスケーキ セブン-イレ
ブン、店員の私物売る」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・・・東京都内のセブン-イレブン店舗で食べかけのクリスマスケーキを
客に販売していたことがわかった。運営元のセブン&アイでは店側
のミスだとしており、ずさんな管理だったことも認めた。
食べかけケーキが販売されたのはダイバーシティ東京プラザ店。
クリスマスイブの昨年12月24日夜、男性客がこの店で 「イタリア栗
のクリスマスモンブラン」 を購入した。定価は2900円だが、このとき
はセール時間でほぼ半額の1500円になっていた。
男性がケーキの箱を開けると、なんと半分以上が食べかけの無残な
ケーキ。店側にクレームを入れると店長らが代わりのケーキを持って
男性宅を訪れた。店側は男性に返金するとも話したが、男性は 「原
因を究明してほしい」 として受け取り拒否。翌25日にはセブン&アイ
のお客様相談室にも電話し、26日に調査結果についての連絡を受け
た。その後、男性が店に出向いて、店側から説明を受けた。
しかし、男性はセブン&アイのクレーム処理に不満があるといい、話
し合いが続いているという。情報サイト 「探偵ファイル」 が購入した
客から情報が寄せられたとして今月17日に明るみになった。
セブン&アイや店によると、ケーキは店員が定価で買って休憩室で食
べ、残りを箱に入れ直して冷蔵庫で保管した。冷蔵庫には、販売用の
商品が置かれているが、広い庫内には店員用のスペースも確保され
ていた。しかし、クリスマスの繁忙期でアルバイトの人数が多くて置き
場所に困り、販売用のスペース近くに置いたという。それを店側が販
売用のケーキと誤認し、店頭に出してしまったという。販売するときに
箱の中を確認しなかったのは、段ボールの箱で中が見えず、ふたの
シールもはがせなかったからだとしている。
セブン&アイの広報は、店側の商品管理について、次のように話す。
「自分が食べたものを商品と同じ冷蔵庫に保管していたのは、明らか
な管理ミスです。箱の上の部分は開くとラミネートフィルムになってお
り、ケーキが崩れていないかなどを上から確認できたはずで、店側の
知識が足りていなかったのだと考えています」
店側には今回のことについて厳重注意し、二度とこのようなことがな
いように指導したとしている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
片田舎の個人商店 (失礼!) ならいざ知らず、コンビニ王者のセブンーイレブ
ンにおけるこのような失態。にわかには信じ難いが、まあ、管理の初歩的ミスは
どこでもいつでも起こりうるもの。大手だからといって信頼しきれるものではない
だろう。
ところで本来の “半額” で購入したとはいえ、 「半分食べかけ」 の商品を渡
された男性客の怒りはごもっとも。だが、それにしてもその後がシツコすぎる感
は否めず、これ以上やると世間からいわゆる 「モンスター・クレイマー」 とされ
てしまうのは必至。要注意・・・だ。
「食べかけ」 でも構わないので、イヌ用で
ないケーキを食べてみたい!?
こじろう