「本来、全く関係のない事柄を結びつけてはわけのわからない結論
を強引に導き出そうとする・・・」 。 「インチキ・イカサマ・ゴマカシ」
に終始する 「ボクちゃん政権」 得意の手法のひとつだが、世間一
般にもそういった事例は少なくない。
さて昨日の某紙 「それって気配り?焼き鳥の 『バラバラ分け』 に
異論」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・新人歓迎会などの宴席に出る機会が多くなるこの時期。
テーブルに運ばれてきた焼き鳥は、どう取り分けると好ま
しいのか。
編集部の調査によると、 「焼き鳥を取り分けるとき運ばれ
た直後に串からはずす」 という人の割合は11.6%。
年齢、性別による偏りはほとんどみられない。およそ9人に
1人は、運ばれるやいなや焼き鳥をバラバラにし、皿へ戻し
ていることがわかった。取り分けて食べやすいようにという
「気配り」 の一環なのだろうか。
年収別では、所得が高めの層に 「バラバラ」 派が多い。
「500万~700万円未満」 の19.4%をはじめ、 「700万~
1000万円未満」 では14.1%に、 「1000万円以上」 では
17.1%に、それぞれ達する。
気配りができると出世する。そういうことなのかもしれない。
ちなみに 「出世しているほうだ」 という意識がある人も21.3%
が 「バラバラ」 派だ。
焼き鳥は串から外してしまうと冷めやすくなり、早くに味が落
ちやすい。また取り箸を使って外すにせよ、他人が触ったも
のを食べることに抵抗感を持つ人もいる。
たかが焼き鳥の串一本というなかれ。ひとこと 「外しましょう
か?」 「お好きな串をどうぞ」 と声を掛けてみてはどうだろう。
懇親であれ接待であれ、これもまた宴席での 「気配り」 で
ありマナーというものではないだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「9人に1人しかそうしない」 つまりほとんどの人はそうしないことを取
り立てて分析などする必要はないというもの。まして 「焼き鳥をバラバ
ラにする = 高収入者」 との結びつけはなんとも強引で笑ってしまう
レベルだ。
焼き鳥にかぎらず、 (個別でなく) 大皿などで出された料理に手を出
す際の “最低限” のマナーを大げさに 「気配り」 だとするような輩に
本来の 「気配り」 などできないのは明らかだ。
飼い犬の世界にさえある程度の 「マナー」
が存在する、と言いたい!? こじろう