昨今、ごく普通のホテルや旅館などの宿泊施設にもさまざまな趣向を凝
らした部屋やプランが存在する、とはたしかに耳にする。
そこで昨日の某紙 「女性専用 『泣ける部屋』 提供のホテル」 という
タイトルの記事の内容は、
・・・・・・・・東京にある三井ガーデンホテル四谷が 「女性のための 『泣
ける部屋』 プラン」 を期間限定で提供している。女性に思う
存分に泣いてもらって、ストレスを発散してもらおうという趣旨
だ。
1日1室限定で提供される部屋には、 「泣ける映画」 や 「泣
けるマンガ」 が用意されており、さらには涙を拭くための高級
ティッシュ、腫れた目を癒すための蒸気アイマスクなどがプレ
ゼントされる。
このプランは三井ガーデンホテルズが開業31周年を記念して
企画した 「ホテ活女子プロジェクト」 の一環。三井ガーデンホ
テル四谷自体も女性が中心となって企画や設計などを統括し
てオープンさせたホテルだ。
男性の利用者のイメージが強いビジネスホテルだが、女性を
ターゲットとしたプランを打ち出すことで、女性の利用者を増や
したいという意図があると思われるが、欧米のメディアの中に
は 「ヘンな日本の最新ニュース」 といったような受け止め方
をしているものも見受けられる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
たしかに 「泣きたくなる瞬間」 というのは人間、誰にでもあるものだろ
う。だが、そもそも 「泣く」 という行為は本来、何か理由や原因があっ
てそうする (せざるを得ない) のが一般的。それをわざわざ 「泣く
ための環境や題材を新たに用意して・・・」 というのがユニーク。まあ
期間限定ということもあり、まずまず需要もあるのでは。
ところで、近頃はどちらかと言えば 「男性の方が涙もろい。泣きやす
い」 などという指摘もあるだけに、いずれ 「泣ける部屋・男性専用」
も用意した方が・・・。
飼い犬にも 「涙を流して泣きたい」 とき
があることを理解してほしい!?
こじろう