「食欲の秋」 真っ盛り。この時期 「さて、今日はどんな 『秋の味覚』 で
一杯やろうか」 と思案しながら、朝からウキウキしている御仁も少なくな
いだろう。
さて昨日の某紙 「サンマもカキも柿も・・・秋の味覚、今年は異変続き」
というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・「秋の味覚」 に異変が相次いでいる。
新サンマは昨年の約2倍の高値で取引され、広島県産のカキは
初出荷の延期が決まった。今夏の猛暑や雨不足が原因で、果物
の柿の収穫も例年より少なくなりそうだ。暑さが今後ぶり返せば、
マツタケにも影響が及ぶ恐れがある。
カキの生育も遅れている。養殖カキの生産量が日本一の広島県
では、今年の初出荷日を10月11日と、例年の1日から10日遅
らせることにした。
秋サケも、4年連続の不漁となる見通しだ。北海道でメスが1キロ
グラム当たり700円前後と、昨年より若干、高めで取引されてい
る。
果物にも影響が出ている。東京・大田市場の卸売業者・東京青果
によると、福岡県や岐阜県が主産地の柿の品種 「西村」 は、出
荷量がピークとなる9月中旬以降、例年の半分まで減る恐れがあ
るという。梅雨時の雨不足が不作の原因で、9月第1週の柿の取
引価格は同市場で4キロ・グラム3000円台と、昨年より1割高い
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というものである。
生産技術の向上はもとより、養殖や冷凍技術等の進歩も相まって、果物
や野菜および魚介類のほとんどが 「年中いつでも食べれる」 といっても
いい現代。だが、やはりその “旬” にそれらを賞味するかしないでは大
違いだ。実は自宅近くにある某スーパーの惣菜コーナーでは、先の7~
8月初旬に 「カキフライ」 の大売り出し?を連日展開していた。冷凍室
の在庫整理の一環?ということのようだが、さすがに ( 「イワガキ」 は
別として) 「フライとはいえ 『真夏』 に 『マガキ』 を口にするのはチョ
ット・・・」 と抵抗を示す向きも少なくないのでは。
ところで上記記事にある 「秋の味覚」 の異変。価格高騰もさることなが
ら、今後も世界規模の大きな気象変化などにより、収穫量や出荷の時期
に影響が及び、 “旬” がますます味わいづらくなる・・・とすれば、大変
に残念で悲しいこととなる。
果物はあまり好きではない (と飼い主
が決めつけている?) が、“旬” のも
のはやはり口にしてみたい!?
こじろう