主として 「デスクワーク」 に携わる中で、その就業中に 「睡魔に襲われたこ
とが一切ない」 という人はあまりいない・・・のでは。
さて昨日の某紙 「行員がキーボード上で居眠り 280億円を誤送金」 とい
うタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・・ドイツの銀行で、行員がキーボードの上で居眠りをしたため、誤って
大金の送金処理をしてしまい、このミスを見落とした同僚が解雇され
る羽目になった。
裁判所での証言によると、行員は送金処理をしている途中で一瞬
睡魔に襲われ、キーボードで数字の2を連打。本来の金額である
「62.40」 ユーロと入力すべきところを 「222.222.222.22」
と入力し、2億2200万ユーロ (約284億円) 分の送金処理をして
しまった。
この間違いは行内の定期的なシステムチェックで見つかり修正され
たが、その前に決済処理をチェックした別の行員 (48才) は、誤
りに気付かないまま承認していたという。
誤送金を見落とした行員は2012年4月2日、1.4秒足らずで603
件の決済を、1.5~3秒で105件の決済を、3秒あまりで104件の
決済をチェックしていたとされる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
送金にかぎらずこういった機械の操作ミスによる事件は珍しくないとはいえ、
一介の職員の一瞬の居眠りで 「300億円」 近い金額が誤送金されたとい
う事実にはさすがに驚きを隠せない。いずれにせよ他国のこととはいえ、これ
ほどまでにすざんな処理実態のある金融機関に自らの資金や資産を預ける
のは絶対に避けたい・・・というものだ。
ところで一瞬の眠気のことを 「睡魔」 とはまさに言い得て妙。トンデモナイ
事態を惹起させる眠気はまさに 「魔 (物) 」 そのものである。
突然の睡魔に襲われないよう
常日頃から十二分な睡眠時間
を確保している!? こじろう